
「ジンギスカレー」(ミニサラダ・ドリンク付き 1520円)
長野県飯田市のカレー店と肉店がタッグを組み新メニューを開発しました。使うのはジンギスカンの端材。フードロス削減にもつながる期待の味です。

「ジンギスカレー」
肉がたっぷり入ったカレーにフライドオニオンやクリームソースなどをトッピング。「ジンギスカレー」の完成です。
(記者リポート)
「ジンギスカン独特のうま味とカレーのスパイスがとてもおいしいです。お肉も大きくて食べ応えがあります」
「ジンギスカレー」は、飯田市の専門店「カレーの大原屋」が創業18年の記念に3月から提供を始めました。
カレーの大原屋・尾澤章店主:
「しっかり濃厚なタイプの新メニューになりました。独特なくせがあるので、しっかりスパイスが感じられるように」
20種類のスパイスや信州みそなどを使ったルーで煮込むのは、下味のついたジンギスカンです。開発のきっかけになった思いがありました。
カレーの大原屋・尾澤章店主:
「食品ロスになってしまう肉を使うことで、食に関わる者として極力廃棄せず提供できたらと思いがありました」

名物の「遠山ジンギス」
仕入れ先は、飯田市南信濃で肉の製造・販売を行う「スズキヤ」。名物の「遠山ジンギス」はしょうゆやニンニクなど独自のタレに漬け込んだ味が人気です。
加工の際にでる端材は、これまで、廃棄するか安く売るしかありませんでした。もっと有効活用できないかと相談が持ちかけられたそうです。
フードロスも減らせる「ジンギスカレー」ができました。
食べた人:
「スパイスに負けていない、肉のおいしさがある。辛いの好きなので、非常においしくいただいている」
「意外と食べやすくてクセになる味」
「スズキヤ」の社長も、その味に太鼓判を押します。
肉のスズキヤ・鈴木理社長:
「スパイシーですっきりした感じだけど、マトンがカレーにうまく混ざっている。『焼き肉もいいけど、カレーもね』って思いました。価値あるものにぐっと上げていただいて、これは本当にありがたいと思いました」
焼き肉の街で愛されるジンギスカンとカレーのコラボレーション。飯田の新たな名物になりそうです。