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屋根に2メートル…大雪で倒壊 空き家対策が急務 解体や利活用を進めようと町が民間企業2社と協定 

大雪で空き家が倒壊

空き家対策です。信濃町(長野県)は、空き家の解体や利活用を進めようと民間企業2社と協定を結びました。町内では大雪で倒壊する被害も出ていて、空き家対策が急務となっています。

(記者リポート)
「こちらの空き家になっていた住宅は、3日、屋根に積もった雪の重みで倒壊してしまったということです」

大量の雪に押しつぶされた住宅。信濃町柏原で3日、木造2階建ての空き家が、雪の重みで倒壊しました。屋根には2メートルほどの雪が積もっていたということです。

幸い、けが人はいませんでしたが、雪による倒壊は町も懸念していたことです。

信濃町・鈴木町長:
「積雪による建物の劣化、屋根から雪が落ちるリスクがあり、空き家をそのまま放置することが地域の安全を確保する上での障害にもなる」

そうした中、町は5日、空き家の解体や利活用を進めようと民間企業2社と協定を結びました。

町内には、2017年の調査で275戸の空き家が確認されており、今後も空き家が増えることが予想されています。

空き家バンクなどで利活用に努めているものの、所有者が不明だったり相続の問題があったりして思うように進んでいないのが現状です。

2社との協定により、民泊施設などとして空き家の利活用を進める他、町のホームページで解体費用のシミュレーションができるようになるということです。

AlbaLink・河田憲二代表:
「国内需要もすごく高いエリアだと思っていますので、若い人がせっかく住みに来ているのにそれに対して適切な物件供給がない。そこにヒットさせていけば十分、賃貸市場で戦える」

信濃町・鈴木町長:
「いいタイミングで協定を結ぶことができた。ひいては移住希望者のニーズに応えることにもなる。人口増対策にもつながるので大いに期待している」

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長野放送ニュース

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