
松本パルコ
40年余りの歴史に幕を下ろす長野県松本市の松本パルコ。営業最終日の2月28日は朝から大勢の客が訪れました。ファッションや文化の発信拠点として松本市の中心部で40年間に渡り営業を続けてきた松本パルコ。28日は開店前から多くのファンが列を作るなどにぎわいました。
28日9時半ー。
(記者リポート)
「開店まで残り30分を切りました。すでに多くの客が訪れ行列が出来ています」
「松本パルコ」の最後の日。開店前には、およそ300人が列を作りました。
市内から・40代:
「ついにという感じで寂しいですけど、思い出に浸りながら、過ごせたらなと」
上田市から(娘・20代):
「小さい時に信大に通院してたんですけど、ご褒美がパルコだったので、それからずっと思い出の場所です」
上田市(母親・50代)
「娘が育ってきた中では、必要なパルコでした。お互い有休をとり、大切なイベントと思って一日過ごしたい」
午前10時にオープン。客が楽しみにしていたのは、閉店記念のオリジナルハンガー。先着400人限定でプレゼントされました。
上田市から(娘・20代)
「いえーい、もらいました。これにお気に入りの服をかけたい」
賑わう店内。28日で見納めとなりました。
松本パルコは1984年にオープン。最新のファッションや文化の発信拠点として若者たちに支持されてきました。
しかし、ショッピングモールの出店やオンライン販売などの影響に加えコロナ禍が追い打ちとなり、客足が減少。2年前、閉店が発表されました。
関係者によりますと、建物は別の会社が引き継ぎ商業施設として利用することが検討されるということです。
迎えた最終日―。
閉店を見届ける斉藤店長はー
松本パルコ・斉藤博一店長(56):
「寒い中でお客さまがあれだけオープン前に並んでいただいたというのは非常に感動しましたし、うれしく思いました。最終日にわざわざ松本パルコに来ていただけるお客様にしっかり感謝の気持ちを伝えられるようにきょう一日過ごしたい」
お値打ちな商品が並ぶ閉店セールも28日で最後。
市内から:
「ちょうどこれから暖かくなるシーズンに着れるのがあればいいなと思います」
「ここのお店のです、両方とも、全部靴まで」
市内から訪れた友人同士の百瀬のり子さん(59)と百瀬麻子さん(54)。パルコには中高生の頃から通ってきました。何度も足を運んだレディス店で最後の買い物です。
市内から・百瀬麻子さん:
「個性的なデザインが多いので、着やすくて、長持ちするので気に入っています」
市内から・百瀬のり子さん:
「昔からパルコは好きしたけど、ここのお店は一番好きで」
すっかり顔なじみの店長はー。
LILA&CITTA 松本パルコ店・小林真希店長:
「パルコあって、お客さんあって営業していたので。笑顔で、いっぱい皆さんに楽しい思いをして帰ってもらえればと思う」
百瀬麻子さんはワンピースなど3着購入ー。
市内から・百瀬麻子さん:
「いつもと同じ景色なんだけど、また違って見えてきました。感慨深いというか」
市内から・百瀬のり子さん:
「最後だと思うと寂しいです。青春時代がパルコだったので、いろんな思いがよみがえってきて寂しい」
客もスタッフも思い出を胸に最後の時間を過ごしました。
この後、午後8時に閉店。そして、その後、公園通り側入り口で閉店セレモニーが行われ、店長などスタッフが別れの挨拶を行う予定です。
松本のシンボルともいえる松本パルコの閉店。後利用については現在、市などが検討していますが、関係者によりますと東京のコンサルティング会社が新たな商業施設として再オープンする方向で調整しているということです。

