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何が変わる?メリットは?「KURURU」にSuica機能 バス、鉄道でも使える ポイント付与も 県内で広がる“交通系IC”

「Suica機能付きKURURU」

長野県内でJR東日本のICカード「Suica」が利用できる駅や路線バスが増えつつあります。長野市などの路線バスで使える「KURURU(くるる)」にも3月1日に機能が加わります。どう便利になるのか、取材しました。

長野市など北信地区6つの市町村の路線バスなどで使える自動精算用ICカード「KURURU」。

その「KURURU」に3月1日、JR東日本のICカード「Suica」機能が加わります。

こちらが新しい「KURURU」。県のキャラクター「アルクマ」や善光寺などのイラストが描かれたデザインです。

長野市交通政策課・笹原健史さん:
「全国で『くるる』を利用することができ、県外から来る方にも『スイカ』や交通系ICカードを長野地域のバスで利用できる」

「スイカ機能付きくるる」を持っていれば、これまで「くるる」が利用できたバスはもちろん、スイカが利用可能な鉄道などでも使うことができます。

スイカで支払いできるコンビニ店でも使える他、事前のチャージも従来のバス車内や取扱い窓口だけでなく、コンビニなどでもできるようになります。

逆にクルルではなくスイカなどの交通系ICのみを持ってる人でも長野市内などのバスで使えます。「モバイルスイカ」も利用可能です。

観光客(大阪から):
「すごい便利だと思う。旅行もしやすくなる」

長野市民:
「新しく機能搭載すれば電車でも使えるということなのでうれしいかな」

ただ、気を付けなければならないのが、従来の「くるる」は利用できなくなること。
現在、長野市役所にも臨時窓口を設け旧くるるの解約と新くるるの発行に対応しています。

「新しいくるる」。メリットはどこにあるのでしょうか?

長野市交通政策課・笹原健史さん:
「バスを頻繁に利用する方にとっては、バスポイントが付くことです。バスの定期券は『くるる』でしか購入することができない、通勤通学で利用する方は『新くるる』を持つといい」

乗車時に5%分のポイントが付き、自動的に運賃に還元される仕組みとなっています。

また、70歳以上の人が安くバスに乗車できる「おでかけパスポート」にもスイカ機能が付きます。

ただ、1月、希望者にカードを発送しましたが、不具合が判明。市は交換作業を進めていますが、しばらくの間、「おでかけパスポート」を提示すれば1回一律100円で乗車できるキャンペーンを行っています。

なお、28日までは移行期間としてICカードは利用できず定期券以外は現金のみの対応となっています。

県内でも広がる交通系ICカードの利用。3月15日にはJR信越線、篠ノ井線、大糸線23駅で新たにスイカが利用可能に。

さらに、しなの鉄道も2026年春に全線・全駅で利用できるようになります。

長野市交通政策課・笹原健史さん:
「長野地域のバスだけでなく、電子マネーや鉄道でも利用ができるようになり、日常生活がカード1枚で便利に使うことができるのでぜひ活用してほしい」

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