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市議会議員によるパワハラ・セクハラを確認 撲滅に向けて研修会 議員が“自己点検”「特権があると思っている」「ハラスメントをわかっていない」

ハラスメント撲滅に向けた研修会(7日・諏訪市)

諏訪市議会(長野県諏訪市)は7日、ハラスメント撲滅のため研修会を開きました。議員や市職員を対象にアンケートを行ったところ、議員による「パワハラやセクハラを受けた」と回答した人が多かったためです。

「議員は特権があると思っている」。「ハラスメントとは何かを知らない、わかっていない」。
諏訪市議が書き出しているのは「ハラスメントがなぜ発生するのか」。諏訪市議会が開いたハラスメント撲滅のための研修会です。議会改革アドバイザーを講師に招き、市議15人中13人が出席しました。

議場(諏訪市議会)

市議会は2024年12月、市議や市職員461人を対象にアンケートを実施。回答した市職員189人のうち「議員からパワハラやセクハラを受けた」と答えたのは、約2割の39人に上りました。

市議同士でも15人のうち10人が大声で怒鳴ったり、暴言を吐かれるなどのハラスメント行為を受けたと回答しています。

研修会はこの結果を受けての開催。アドバイサーはハラスメントの認識や理解が進んでいないと指摘。定期的に研修会などを開く必要があると話しました。

議会改革アドバイザー・岩崎弘宜さん:
「最低年1回は見つめ直す機会を設ける必要あるのではないか」

伊藤浩平議員:
「謙虚に初心を忘れないように地道にやっていくしかないかな」

森山博美議員:
「相手がどう思うのか、どう思われているのか、本当に相手の立場に立って考えていくことが必要だと思う」

今後、ハラスメントに関する条例の制定も検討するということです。

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長野放送ニュース

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