YouTube X Instagram

「“日米の絆”で拉致問題の早期解決を」横田めぐみさんの弟・拓也さんが訴え「石破首相から言葉に熱量を込めてトランプ大統領に伝えて」

横田拓也さん(長野市 2月1日)

北朝鮮による拉致問題を考える集いが、2月1日、長野市で開かれました。横田めぐみさんの弟の拓也さんが講演し、「声を武器にして問題を解決していきたい」と訴えました。

横田めぐみさん弟・家族連絡会代表・横田拓也さん:
「一方的な暴力で、自由に堂々とこの主権国家に入ってきて奪い去ったまま47年間が過ぎている。こんなことを私たちが許していいわけがない」

1日、長野市で開かれた拉致問題を考える国民の集い。拉致被害者の横田めぐみさんの弟で家族連絡会の代表を務める横田拓也さんが講演し、問題の早期解決を訴えました。

横田拓也さん:
「この問題は時間軸的には過去の歴史の話をしているわけではないことを受け止めてほしい。現在進行形の未解決の人権侵害問題だということを改めて認識してほしい。私たちが声を武器にして、民主主義は絶対負けないんだということを私たちの手で取り戻したいと思っている」

2月7日には、石破首相とトランプ大統領による日米首脳会談が予定されています。
トランプ大統領は、2018年に米朝首脳会談を実現させており、横田さんは、日本側からも働きかけて、拉致問題の解決につなげてほしいとしています。

横田拓也さん:
「拉致問題を解決するために、アメリカ政府に対して改めて日本の思いを打ち込んで、必ず日米のその絆の力によって北朝鮮と向き合って、解決させようということを、石破首相から言葉に熱量を込めて伝えていただきたい」

集いでは、県関係の「特定失踪者」の家族も登壇しました。

兄・清文さんが「特定失踪者」・高野美幸さん:
「このようにずっと連れて歩いてもらって、その時の温もりをちゃんと覚えている」

塩尻市出身の高野清文さんの妹・美幸さん。兄の清文さんは都内の大学に通っていた48年前、伊豆諸島の神津島を旅行中に行方不明となり、その後、北朝鮮による拉致の可能性が排除できない「特定失踪者」に認定されました。

美幸さんは、拉致問題を「身近な問題と捉えてほしい」と呼びかけました。

高野美幸さん:
「最大の願いは兄に会いたい、兄と父を再会させたい。長野県の皆さんに他人事ではない、身近に感じて関心を持ち続けてほしい」

講演を聞いた人は…

参加者(松本市から):
「(拉致問題を)自分のこととして考えていけたらいいと思う」

集いは、県と政府の拉致問題対策本部が主催したもので、県内で開かれたのは今回が初めてです。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ