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バックカントリーで滑走中の遭難相次ぐ 県内で今季8件12人遭難、1人死亡 県警「ストーブ、非常食、防寒着など用意を」

冬山の遭難救助訓練(野沢温泉村)

長野県野沢温泉村のスキー場で、長野県警や遭難防止対策協議会の隊員らによる冬山の遭難救助訓練が行われました。県内では、バックカントリーでの滑走中に遭難するケースが相次いでいて、県警も注意を呼びかけています。

雪の下にいる遭難者を捜す県警や遭対協の隊員たち。野沢温泉スキー場で行われた、冬山の遭難救助訓練です。

雪崩が発生し、遭難者が埋もれたとの想定で、位置を知らせる発信機「ビーコン」の使い方や、遭難者を救出する手順などを確認しました。

県内でこの時期に増えるのが、スキー場の管理区域外のいわゆる「バックカントリー」での滑走中の遭難です。

県内では今シーズン、8件12人が遭難し、1人が死亡しています。

バックカントリーは、管理区域に比べて雪崩の発生リスクが高く、救助隊が駆け付けるまでに時間がかかることも多いため、県警は滑走する場合は十分な備えをするよう呼びかけています。

県警山岳遭難救助隊・岸本俊朗隊長:
「その日のうちに下山できなくなってしまう、そういった可能性があることを心にとどめていただいて、暖をとれるようなストーブとか非常食、防寒着、そういったものは、最低限用意して入山してもらいたい」

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長野放送ニュース

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