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運転手不在でも曲がって止まる 「レベル4」の自動運転バスの実証実験を開始 夢の技術実現へ貴重なデータ蓄積 公道での走行は「国内初」

走行中の自動運転バス(塩尻市提供)

特定の条件下で「運転手無し」で運行できる自動運転バスの実証実験が、長野県塩尻市で23日から始まりました。公道を走るバスでは全国初ということです。

JR塩尻駅を出発した1台のバス。

誰も運転席に座っていないのに自動でハンドルが動いて曲がっていきます。

5段階ある「自動運転」のうち上から2番目の「レベル4」の段階で、特定の条件下で無人で走行することができます。

記者:
「バスはぶれることなく、非常に安定しています。乗り心地も良いです」

塩尻市と市の振興公社は2020年から「レベル2」の実験を続け、データを蓄積してきました。

「レベル4」に対応した今回の「ミニバス」は、最大23人乗り。

センサーやカメラで人や車、障害物を認識し、あらかじめ設定されたルートを走ります。「レベル4」のバスが公道を走るのは全国でも初めてということです。

百瀬敬・塩尻市長:
「(道路脇から)人が出てきてもきちんと止まるし、安全面も確保している。各地で運転手不足のためバスの運転が出来ないという社会課題の解決につながっていけば良いと思う」

実証実験は2月7日まで。まだ一般の乗車は出来ませんが、夢の技術の実用化に向けて期待が膨らみます。

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長野放送ニュース

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