
資料:御嶽山
気象庁は21日午後4時6分に御嶽山で火山性微動を観測したと発表しました。
火山性微動は地下のマグマの活動を示す目安とされ、御嶽山で観測されるのは2024年7月10日に2回観測して以来半年ぶりです。
この火山性微動に伴い、山頂方向が隆起する地殻変動が発生したほか、19日が9回、20日が8回だった山頂付近を震源とする火山性地震も増加しています。
御嶽山では2024年12月中旬以降、火山活動が高まっていて、1月16日には2年7か月ぶりに噴火警戒レベルを「2」の「火口周辺規制」に引き上げていました。
気象庁は、火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒し、地元自治体の指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。
御嶽山では2014年9月27日に発生した噴火災害で58人が死亡、5人が行方不明となっています。