
キュウリは1本95円を62円に
葉物を中心に記録的な高値となっている野菜。長野県松本市のスーパーが1月17日から「特別セール」を始めました。ホウレンソウやキュウリなど一部の野菜が約3割引きで販売されています。
イオン松本のスーパーの入り口に設置された特別コーナー。
客:
「キュウリとか安くなってて助かります」
「きょう安いよ、このくらいならいいね」
買い物客が次々と野菜を買い求めていきます。17日から始まった「特別セール」です。
「イオンリテール北陸信越カンパニー」は県内の店舗で一部の野菜を値下げして販売しています。
イオンスタイル松本・鵜飼一茂さん:
「野菜の出荷量が減少している、それに対応してイオンとしては野菜を安くお値打ちにお客さまに提供できる。皆さんが満足できるような売り場づくりをしたいと思って」
天候不順などが原因で葉物を中心に2024年秋以降野菜、野菜価格が高騰しています。
1月14日の東京中央卸売市場の価格でもキャベツ、ハクサイ、トマト、ネギなど多くの野菜が平年の1.5倍から3.5倍程度になっています。
消費者の負担を少しでも減らそうと、イオンリテール北陸信越カンパニーは産地の集荷先を増やして大量に仕入れることで15種類の野菜を1割から3割値下げしました。
ホウレンソウは1袋300円を192円に、キュウリは1本95円を62円に、トマトは1個138円を105円に。平年並みまで値下げしました。
客:
「(セール)知らなかったです。すごく助かります、他のものも高いので助かります」
「どうしても高くても野菜って取りたいので買ってしまうけど、なるべく安いものを選ぶ。(きょうは)比較的手に取りやすいかなと思って早速、ホウレンソウをありがたいです。ぜひ、どんどんやっていただければ」
ただ、記録的な高値となっているキャベツやハクサイはセールの対象になりませんでした。全国的に品薄状態で入荷が少なかったということです。
野菜を始めとした食料品に、光熱費やガソリン価格。続く物価高の中、初日の17日は多くの客が訪れていました。セールは20日まで行われます。