
かんじきツアー
特集は今年の干支・巳にちなんだ「一皮むける体験」。雪が多い今シーズン、「かんじき」を履いて雪原を歩いてきました。
一面の銀世界。新雪を踏みしめる音。「雪原を歩くかんじきツアー」です。
(アナウンサー)
「長野県大町市にやってきました。冬本番、街にも雪がしっかりと積もっています」
冬にぴったりの「一皮むける体験」に挑戦しようと訪れたのは北アルプスに囲まれた大町市。
(アナウンサー)
「おはようございます。こちらではどんな体験ができるんでしょうか」
大町・青木湖アドベンチャークラブ・梅田敏男さん:
「スノーシューとか『かんじき』で、ここを歩きながらいろんな遊びができます」
ツアーガイド歴10年の梅田敏男さん(65)。標高約1000mの中山高原で雪原を歩くツアーを行っています。
歩く際に使うのが「かんじき」。靴などに取り付けると足が雪に埋まりにくくなる効果があります。雪深い県内では古くから用いられています。
(アナウンサー)
「かなり軽いです。しっかりと密着してくれています」
地元のツアー客に同行させてもらいました。
(アナウンサー)
「いってきます」
この日の積雪は約50cm。新雪を進みます。
(アナウンサー)
「結構深い!でも“かんじき”のおかげで歩けてますよ。ふかふかの雪を歩くのが気持ちいいですね」
丘の頂上を目指し急な斜面を上ります。重い雪をかきわける先頭は一番きつく、入れ替わりながら進んでいきます。
10分ほどかけて登り切ったらー
大町・青木湖アドベンチャークラブ・梅田敏男さん:
「一斉に180度振り向きます、どうぞ」
雄大な北アルプス。
鹿島槍ヶ岳(標高2889m)、爺ヶ岳(標高2670m)、五竜岳(標高2814m)
(アナウンサー)
「2025年、挑戦を続けて、北アルプスのように大きくなるぞ~!」
(アナウンサー)
「自分で登ってきて、そしてつかんだ大絶景。気持ちが新たになりますね」
雪のテーブルとイスで「コーヒータイム」。
(アナウンサー)
「乾杯、いただきます!あ~、しみますね。雪景色で飲むコーヒー最高ですね」
ツアーでは雪の斜面を滑り下りる体験も。
かなりのスピードでスリル満点!
(アナウンサー)
「思いのほか急斜面ですが、これを滑ったら一皮むけられそうな気がします。いってきます!」
(アナウンサー)
「意外とスピード出ましたけど、すごく爽快でした。楽しかったです」
約2時間のツアーを満喫しました。
大町・青木湖アドベンチャークラブ・梅田敏男さん:
「かんじきハイクはどうでしたか?」
(アナウンサー)
「最高でした。自由に雪原を動き回って、こんな魅力があるんだと再発見した気がします」
大町・青木湖アドベンチャークラブ・梅田敏男さん:
「スマホで、画像で(雪景色を)楽しむということはあるんだけど、雪の感触を知ることはスマホではでき。それが一番だと伝えている」
(アナウンサー)
「雪原を体感して、満喫して、2025年、気持ちを新たに頑張れそうです」
雪原の魅力を肌で感じられる「かんじき」ツアー。雪の状況を見ながら3月ごろまで続く予定です。