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10年前のいじめ「学校側の初動が不適切」 再調査委員会が報告書 PTSD発症についても「発達障害だから軽度ないじめで…内容変更すべき」

報告書の提出(26日)

2014年、長野市の小学校であったいじめを再調査していた委員会が26日、「学校側の初動が不適切で、以前の報告書の内容も一部変更すべき」とする報告書を提出しました。

問題は当時小学1年だった児童が同級生から叩かれるなどの被害を受けていたものです。一度、報告書がまとめられましたが、保護者からの申し立てで、PTSD(心的外傷後ストレス障害)発症の認定などを再調査していました。

再調査委員会は報告書で「発達障害だから軽度ないじめでもPTSD を発症したと解釈できる認定は賛同できず、変更すべき」と指摘。
また「複数人で事情を聴かず、組織的な対応ができていなかった」と学校側の初動が不適切だったとしました。

荻原市長は「初動の重要性、組織で対応する重要性の指摘をいただいた。関係機関と連携して再発防止に努めたい」と述べました。

一方、保護者は会見で「以前の報告書は差別的な内容だったが、今回はある程度の納得のいく内容になっている」と述べました。

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長野放送ニュース

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