
水が売り切れる(飯田市のホームセンター)
「巨大地震注意」の発表を受け、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている長野県内の自治体も対応に追われています。
県の南部の飯田市。南海トラフ地震が陸側で発生した場合、市内で最大震度6強の揺れを観測し、死者50人、建物被害790棟が出ると想定されています。
市は9日朝、臨時の会議を開き、市民に避難所の確認などを呼びかけるほか、現時点では、行事やイベントの開催に制限をかけないことなどを確認しました。
飯田市・高田修副市長:
「市民の皆さまには冷静な対応を心掛けてもらって、日頃の地震の備えをもう一度確認して」
市民:
「(地震に対する備えはしている?)ほとんどやっていない、やらなくちゃいけないと。避難場所、逃げ方とか用意しておきたい」
市内のホームセンターでは―
(記者リポート)
「こちらの店では多くの客が水を買いに訪れ、8日夜のうちに売り切れてしまったということです」
ホームセンターでは、9日も水や備蓄食料を買い求める人の姿が見られました。
市民:
「本当は水が欲しかったけど売り切れてなかったので、それに代わるものを(買った)」