教育現場の厳しい実態を街頭で訴えました。手には「定額働かせ放題」やめて!のプラカード。
6月19日夕方、長野駅前で抗議活動を行ったのは、県内の高校などで働く教職員の組合です。
長野県高等学校教職員組合・細尾俊彦執行委員長:
「どんなに働いても残業と認められない、ほんのちょっとの教育調整額でごまかされている」
中央教育審議会の特別部会は6月、教員の処遇改善へ提言をまとめました。
残業代の代わりに上乗せで支給する「調整費」の2.5倍の増額などを盛り込んでいます。
組合は残業代をつけるよう法改正を求め、「教員不足は深刻で、厳しい勤務実態は変わらない」と訴えました。
長野県高等学校教職員組合・近藤正書記長:
「過労死寸前で働いて病気になっても代役が見つからない深刻な状況。仕事を減らして人を増やすしか、超過勤務を減らす解決策はない」