
迷子の5歳児を保護
迷子になっていた5歳の男の子を保護した高校生とその父親に警察から感謝状が贈られました。男の子がいたのは交通量の多い車道。2人は「事故が防げて良かった」と話しています。
■高校1年生と父親に感謝状

次男・橋本正也さん(左) 父親・橋本信也さん(右)
感謝状:
「本当にありがとうございます」
感謝状を贈られたのは、塩尻市の橋本信也さん(51)と次男で高校1年生の正也さん(16)です。迷子になっていた5歳の男の子を保護しました。
次男・橋本正也さん:
「考えずにとりあえず声をかけなきゃと、精いっぱいでした」
父親・橋本信也さん:
「あの辺りで見つけて、保護しました」
■男の子がアンダーパスの車道に…

5歳の男の子がいたアンダーパス
2月18日の午後6時ごろ、2人は車で帰宅中にJR塩尻駅近くのアンダーパスで5歳の男の子が車道にいるのを見つけました。
交通量が多い場所です。

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父親・橋本信也さん:
「登り口のところに来た時に小さい子が駆け足で走っていました。危ないなと思って次男が窓下げて声かけてくれて」
■高校生が優しい声かけ

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車を降りた正也さんが男の子に声をかけ、助手席に乗せて保護しました。
次男・橋本正也さん:
「怖いとかは頭になく、とりあえず車に乗せなきゃなと。(車の中では)好きな食べ物とか、最近どんなことしていか、そういうことを(男の子に)聞きました」
■母親から警察に相談が…

駅前の交番
男の子は家の外で遊んでいたところ、迷子になっていて、この1時間前に母親から警察に相談が寄せられていました。
男の子を保護した2人は駅前の交番へ。
すぐに迎えが来て男の子は無事、家に帰ることができました。
父親・橋本信也さん:
「ありがとうございますと、お父さんも気持ちがお子さんにいっていたので」
■大きな事故につながりかねなかった…

2人に感謝状
警察はー。
塩尻警察署・神林徹署長:
「大きな事故につながりかねなかった。ご家族から見れば命の恩人」
■2人とも…車にひかれた経験から

次男・橋本正也さん(左) 父親・橋本信也さん(右)
交通事故を防いだ親子。実は2人ともー。
父親・橋本信也さん:
「次男も私も幼い頃に交通事故に遭っている。事件・事故が未然に防げて本当に良かった」
次男・橋本正也さん:
「(今後、同じような場面に遭遇したら)がんばります」