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児童「クマってこんな味するんだ」 “命をいただく”「熊汁」の特別給食 マタギの文化残る村の小学校 

長野県栄村の小学校の給食で24日に提供されたのは「熊汁」。村には「マタギ」の文化が残っていて、児童は、山が育む命に感謝しながら味わいました。


児童:
「おいしそう」

栄小学校の給食で提供された「熊汁」。臭みをとるため炭酸水で肉を煮込み、しょうゆなどで味付けしてあります。

「いただきます」

1、2年生11人がおいしそうに食べていました。

記者も特別に…

記者リポート:
「歯応えや肉のうま味がしっかりしていて、とてもおいしいです」

村の秋山郷には、いわゆる「マタギ」の猟を受け継ぐ猟師たちがいて、山と共に生き、山に感謝する伝統・文化を守ってきました。

小学校では2022年から、そうした文化やジビエについて学ぶ特別授業が行われていて、2023年の給食では鹿肉のメンチカツを食べました。

24日は給食の前に「信州ツキノワグマ研究会」からクマの生態などを学び、児童は実際に毛皮にも触れました。

そして給食。
熊汁に使われたのは、まさに村で獲れたクマの肉です。「命をいただく」意味を学びました。

児童:
「おいしいし、クマってこんな味するんだと思った」
「おいしかった。(これからは)ありがとうって思って食べたい」

栄小学校では、2024年度もジビエなどを学ぶ授業をする予定です。
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長野放送ニュース

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