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住民自ら“名簿作成” 不明者捜索に役立つ 石川・珠洲市で活動した消防隊員「自助共助が必要」

長野県内の消防も緊急消防援助隊として被災地で活動しています。1次隊で珠洲市で捜索などに当たった長野市消防局の隊員は「地域防災の重要性を感じた」と話しました。

長野市消防局 中央消防署・石坂定明副署長:
「テレビで見るより、被害状況はひどいと感じた」

長野市消防局中央消防署の石坂定明副署長です。県内13の消防本部で作る「緊急消防援助隊」の大隊長として1月9日から珠洲市に入り、安否不明者の捜索にあたりました。

元日に発生した地震。住民台帳には載っていない帰省していた人も多く、倒壊した家屋はもちろん避難所などでも一人一人に声をかけたということです。

さらに―。

長野市消防局 中央消防署・石坂定明副署長:
「電気ストーブがついていたら、出火危険も考えられるから2次被害防止の確認も合わせて行った」

地震直後は停電していたものの時間の経過とともに復旧する住宅もあり火災などの2次災害にも気を配ったということです。

一方、被災地で気付かされたことがあります。地域防災の重要性です。避難所を訪れた際、住民らが自ら帰省した人も含めた名簿を作っていたのです。その名簿が捜索活動に役立ちました。

長野市消防局 中央消防署・石坂定明副署長:
「(名簿を見て)このお宅は避難をされているなどの情報を得たので、非常に助かった。災害に遭った場合の『自助共助』というのも必要になってくるのではないか」

県の緊急消防援助隊は第4次隊が19日未明に出発し、被災地で活動します。

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長野放送ニュース

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