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「買収するつもりなかった」 公職選挙法違反の元町議ら無罪主張 隠ぺい目的で偽の領収書も発行  

長野県山ノ内町の町議会議員選挙で、当選した元町議らが有権者に酒や食料を提供したとして罪に問われている事件。長野地方裁判所で25日に初公判が開かれ、被告2人は無罪を主張しました。

公職選挙法違反の罪に問われているのは、山ノ内町の元町議の男(72)と陣営の総括責任者の男(77)です。

起訴状などによりますと2人は、今年4月に行われた町議会議員選挙で、立候補届け出の前と後に会合を開き、選挙活動の報酬として計55人に酒や食料を提供したと
されています。

初公判で、検察は「以前から有権者への供応接待は慣例だった」と指摘。「被告らは違反を隠す目的で、金銭の受け渡しがないのに会費と称して1000円や1400円の偽の領収書を配布した」などと主張しました。

一方、被告2人は「金は後日回収するつもりだった。買収の意図はなかった」などと述べ、無罪を主張しました。

被告は12月に入ってから起訴されたことを受け、議員を辞職しています。

次回の裁判は1月17日に行われます。
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長野放送ニュース

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