
少しずつ増加「ペット可」高齢者施設
特集はペットと暮らす老後です。賃貸住宅はいうに及ばず、最近は高齢者施設でもペットを飼えるところが少しずつ増えています。背景と課題を探りました。

トイプードルと一緒に暮らす西丸さん夫妻
「抱っこなの?はいはいはい」
山ノ内町の西丸甫夫さん(77)・栄さん(75)夫妻と一緒に暮らしているのは、トイプードルのブルース(16歳オス)。
西丸栄さん(75):
「家では一番威張ってますし、頑固です」
西丸甫夫さん(77):
「犬中心です」

散歩へ
妻・栄さん:
「お散歩いくよ」

サービス付き高齢者向け住宅「メディカル志賀」
こちら、一見、マンションのようですが実はサービス付き高齢者向け住宅。
県内ではまだ少ないペットと暮らせる施設です。

散歩
西丸さんは元開業医で中野市に自宅兼医院がありましたが、5年前に引退。
妻・栄さん:
「犬がいることによって私たちも散歩に行くし、両方にとって健康管理にいい」

「ブルース」トイプードル
ブルースと連れ添って15年。
こちらの高齢者向け住宅を選んだ理由もー。

西丸さん夫妻
西丸甫夫さん:
「『ペット可』の住居っていうのは絶対必要不可欠だった。それが一番頭痛の種でしたから、ここのチラシが入った時に、すぐこれだ!と思って」
妻・栄さん:
「(ペットは)簡単に手放すことできないですよね。こういうところができて本当にありがたいなと。『そうじゃないと私は行きません』と」

1LDKに暮らす
一軒家から1LDKへ。
でも今の暮らしに満足しているといいます。
西丸甫夫さん:
「2人とペット1匹だったらね、これで十分なんですね、広さが」

ヘルパーも24時間体制で常駐
「メディカル志賀」には専属スタッフやヘルパーが24時間体制で常駐している他、デイサービスセンターも併設されています。

メディカル志賀・高相守所長
大勢の人が関係する施設でペットの飼育を許可した理由を聞きました。
メディカル志賀・高相守所長:
「個室だったものですから、一人暮らしだったら寂しいんじゃないかというこで、ペットも良いということにしようじゃないかというのが、いきさつだったようです」