
4年たった被災地です。被害の大きかった長野県佐久市入沢地区は着々と復旧が進められています。
あの日から4年。災害の爪痕はもうほとんど残っていません。
大きな被害が出た佐久市入沢地区。千曲川の支流・谷川が氾濫し、護岸や川沿いの道路が崩れるなど大きな被害が出て住民1人が犠牲となりました。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「(4年は)短かったような気がします。この間、ゲリラ豪雨とか台風とか来なければいいなと、一年中そんなことを願って、ずっと緊張感でいっぱいでした」
被災当時からの区長・渡辺一夫さん(71)です。
谷川の改良復旧工事は8割程度進みました。工事で、川幅は3メートルほど広がりおよそ9メートルに。
川底も2メートルほど深くなり、4年前を超える毎秒120トンの水が流れてきても耐えられるようになったといいます。
2024年3月中の完了を目指しています。。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「工事が進み、見ていただく中で、安心感があるんじゃないかと」
地区の住民はー。
住民:
「(当時は)橋までつかる水が来てた。これだけやってもらったからいいと思う」
「川幅も広くなって、同じような災害が起きた時に、同じような被害にならないようになったのは安心」
復旧工事が進む中、被災地で課題となっているのはコミュニティーの維持です。
地区の中を流れる谷川。
被災前は地区内に市や住民が設置した橋が21本あり住民が行き来しながら交流していました。
しかし、その多くは流されました。
また、流された橋が下流で引っかかり水をあふれされる要因となったため、小さな個人の橋は設けず市が車が通れる5本の橋を設置しています。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「いままで個人の橋を使って、対岸との交流を深めていた、文化ですね。
この間に橋がないと、衰退してしまう」
こうした状況の中、地元住民は橋の増設を要望。幅1メートルほどの「人道橋」が2本設置され、さらにもう1本が今年度中に完成する予定です。
左岸側に新しく谷川の管理道路を造るのに伴い、地区内移転をした住民もいる中、コミュニティーの維持への役割が期待されています。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「この人道橋があることで、今までと同じ交流が生まれ、機能する。ありがたく思っています」
ハード面での対策が進み、災害の記憶が薄れゆく中、区長の渡辺さんは改めてひとりひとりが防災意識を持つことが大切だと呼びかけます。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「1人の方が亡くなられてしまったということはすごく残念であり、地域としても二度とそういうことのないように。住んでいるリスクは何があるのか、常日頃から考えていくこと。そういったことが起きた時はいち早く逃げる。皆さんに伝えていきたい」
あの日から4年。災害の爪痕はもうほとんど残っていません。
大きな被害が出た佐久市入沢地区。千曲川の支流・谷川が氾濫し、護岸や川沿いの道路が崩れるなど大きな被害が出て住民1人が犠牲となりました。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「(4年は)短かったような気がします。この間、ゲリラ豪雨とか台風とか来なければいいなと、一年中そんなことを願って、ずっと緊張感でいっぱいでした」
被災当時からの区長・渡辺一夫さん(71)です。
谷川の改良復旧工事は8割程度進みました。工事で、川幅は3メートルほど広がりおよそ9メートルに。
川底も2メートルほど深くなり、4年前を超える毎秒120トンの水が流れてきても耐えられるようになったといいます。
2024年3月中の完了を目指しています。。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「工事が進み、見ていただく中で、安心感があるんじゃないかと」
地区の住民はー。
住民:
「(当時は)橋までつかる水が来てた。これだけやってもらったからいいと思う」
「川幅も広くなって、同じような災害が起きた時に、同じような被害にならないようになったのは安心」
復旧工事が進む中、被災地で課題となっているのはコミュニティーの維持です。
地区の中を流れる谷川。
被災前は地区内に市や住民が設置した橋が21本あり住民が行き来しながら交流していました。
しかし、その多くは流されました。
また、流された橋が下流で引っかかり水をあふれされる要因となったため、小さな個人の橋は設けず市が車が通れる5本の橋を設置しています。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「いままで個人の橋を使って、対岸との交流を深めていた、文化ですね。
この間に橋がないと、衰退してしまう」
こうした状況の中、地元住民は橋の増設を要望。幅1メートルほどの「人道橋」が2本設置され、さらにもう1本が今年度中に完成する予定です。
左岸側に新しく谷川の管理道路を造るのに伴い、地区内移転をした住民もいる中、コミュニティーの維持への役割が期待されています。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「この人道橋があることで、今までと同じ交流が生まれ、機能する。ありがたく思っています」
ハード面での対策が進み、災害の記憶が薄れゆく中、区長の渡辺さんは改めてひとりひとりが防災意識を持つことが大切だと呼びかけます。
入沢地区・渡辺一夫区長:
「1人の方が亡くなられてしまったということはすごく残念であり、地域としても二度とそういうことのないように。住んでいるリスクは何があるのか、常日頃から考えていくこと。そういったことが起きた時はいち早く逃げる。皆さんに伝えていきたい」