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“買い物弱者”を救う 住民待望!阿南町に「公設民営」スーパー 閉店店舗を公費で改修

住民待望のスーパーです。長野県阿南町で2022年11月に閉店した店舗を町が公費で改修し民間が運営する「公設民営」のスーパーが6日オープンしました。「買い物弱者」を支援する取り組みです。

新鮮な野菜に魚、肉。住民もうれしそうに商品を選びます。阿南町に6日オープンした「なんぐうマート」。

住民期待のスーパーです。

近くの住民:
「うれしいですよ。とてもありがたいです。私ばっかりじゃなくて70代以上の衆はありがたい」

この場所には30年以上親しまれてきた店舗がありましたが、2022年11月、電気代の高騰などを受けて閉店。

周辺には他に店舗がなく住民はもちろん高校生や病院の利用者、隣の泰阜村の住民からも不便だと声が上がっていました。

阿南町・勝野一成町長:
「真剣に考えないとまずいぞと。法人や民間で店を立ち上げることができない状況が見て取れて、行政が協力して手を出すしかないなと」

そこで町は8000万円をかけて店を改修。泰阜村も一部費用を負担しました。

町内で別のスーパーを経営する組合が指定管理者となる「公設民営」の形です。

住民待望のスーパー、初日から高齢者を中心ににぎわいました。

80代:
「都合いいと思うよ、大変いいと思う。若い人はいいけど年寄りは飯田の方へ買いに行ったりするのは、えらいで(大変)」
「病院のすぐそばでしょ、だから帰りに薬を頼んで買い物できる」

指定管理者(阿南ショッピングセンター協業組合)・杉本文良代表理事:
「買い物弱者支援というのが一番の目的になってますので、地域の期待に応えていきたい」

住民に寄り添うスーパーとして期待されます。
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長野放送ニュース