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消防団員減少…活動に興味を!子どもたちが放水体験 分団長が“子ども用防火服”寄贈

「防災の日」に合わせ3日、長野県山形村で訓練が行われました。訓練では防火服を着た子どもたちが放水も体験しました。防火服は地元消防分団長が、消防団の活動に興味を持ってほしいと寄贈したものです。

【訓練放送】
「山形村、消防防災訓練を開始します」

公民館に続々と集まる住民。「防災の日」に合わせ3日、山形村で行われた訓練です。火災が発生した想定で、用水路から水をとり、放水するまでの一連の動作を確認しました。

山形村消防団・森井光博 下大池分団長:
「ちょっと暑いけど我慢してね、本当の防火服だから」

訓練には地元の子どもたちも参加。放水を体験しました。

参加した子ども:
「たのしかった」

子どもたちが身に着けている真新しい子ども用の防火服とヘルメット。

村内で自動車販売などを行う会社を経営しながら消防団の分団長を務める森井光博さんが寄贈したものです。

子どもたちに消防団の活動に興味を持ってもらいたいとの願いからです。

山形村消防団・森井光博 下大池分団長:
「若い人がいないこともあるし、団員に入ってくれないということもある。消防ということを理解してもらえれば」

県によりますと、県内の消防団員の数は、1980年度のおよそ4万8700人から減少傾向が続き、昨年度は2万9550人と、初めて3万人を割りました。

山形村でも、今年度は定員に対して12人不足しているということです。

防火服を着用して放水体験を子どもたちは…

参加した子ども:
「初めてやったから楽しかった。救急車の仕事やりたいって思ってた」

山形村消防団・森井光博 下大池分団長:
「記憶に残ると思うので、良い体験をしてもらったと思う」

森井さんは寄贈した防火服を保育園や小学校の防災訓練などでも使ってほしいと話しています。


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