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夏山遭難「疲労」で救助多発 栄養補給のポイントは…炭水化物・塩分・水分 県警がSNSで発信

8月11日は「山の日」です。この夏、信州の山岳には多く人が訪れています。一方、遭難も相次いでいて「疲労」や「体調不良」で救助されるケースが目立っています。県警の山岳遭難救助隊などは、上高地で改めて安全登山を呼びかけました。

11日は山の日。天候にも恵まれ、松本市の上高地には北アルプスを目指す多くの登山客が訪れていました。

長野県警山岳遭難救助隊・塩沢啓さん:
「人工的な落石もあるので十分注意していただいて」

県警の山岳救助隊などは計画書の提出を呼びかけ、登山道の状況などをアドバイスしました。

登山客:
「ゆっくり自分のペースを守って歩こうと思っている」

新型コロナが5類に引き下げられたこの夏、信州の山岳には多くの登山客が訪れている一方、遭難も相次いでいます。

県警によりますと、7月31日から1週間に23件発生。そのうち8件は「疲労」による救助でした。「熱中症」や「脱水」の症状もあるということです。

長野県警山岳遭難救助隊・塩沢啓さん:
「ご飯とか行動食持ってますか?しっかりいっぱい食べて」

栄養補給もアドバイス―。

長野県警山岳遭難救助隊・塩沢啓さん:
「熱中症や疲労による遭難で行動不能になることも多いので、水分や塩分の補給を主に指導しています」

こちらは県警山岳遭難救助隊のSNSによる呼びかけです。登山開始前にスポーツドリンクなどの飲料水を500ミリリットルを目安に飲んでおくこと。

登山前日から炭水化物を多めに摂取しておくこと。うどんやご飯、お餅が効果的だということです。

こちらは水分補給、カロリー確保の目安です。

水分量の目安:行動時間×(体重+荷物)キロ×5ml

カロリー確保の目安:行動時間×(体重+荷物)キロ×5kcal

夏はこれよりも「少し多め」がおすすめだということです。

また、県警は自分の体力にあったゆとりのある計画をたて安全登山を心がけてほしいと呼びかけています。

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