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「安曇野空襲知って」 広島の「被爆ピアノ」でコンサート 平和への思い 犠牲者2人を追悼

広島の「被爆ピアノ」を使ったコンサートが長野県安曇野市で開かれました。安曇野でも太平洋戦争末期に空襲で2人が亡くなっていて、観客は平和への思いを新たにしていました。

美しい音色。1945年8月6日、原爆が投下された広島で傷つきながらも残った「被爆ピアノ」です。

安曇野市で開かれた平和祈念コンサートで披露されました。

♪「原爆を許すまじ」
「ふるさとの街やかれ 身よりの骨うめし焼土に」

安曇野市でも終戦3カ月前の5月19日に米軍のB29が襲来。29発の爆弾を投下し、畑仕事をしていた女性2人が犠牲になりました。

コンサートは爆弾が落とされた場所の近くで開かれました。

コンサートを企画(安曇野市出身)・神谷悟代表:
「一度戦争になるとこんな田舎でも戦争に巻き込まれることを皆さんと共有して、平和について考えていけたと思いますので、続けていきたい」

♪「平和のピアノ」

「原爆許すまじ」など平和を願う5曲を演奏―。

戦後78年がたった現在もウクライナでは戦闘が続いています。

訪れた人はー。

訪れた人:
「日々の平和がすごく大切だということを伝えていただける」
「一日も早く平和な日が、皆さんのところに来るといいと毎日思ってます」

2005年に始まった被爆ピアノのコンサートは、これまでに全国でおよそ3000回に達したということです。

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長野放送ニュース

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