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期待の新商品「シャインマスカット×飲むヨーグルト」 消費低迷で苦境続く酪農家を支援

期待の新商品です。長野県高森町の信州市田酪農が南信の生乳と県産のシャインマスカットを使った「飲むヨーグルト」の販売を始めました。消費低迷などで苦境が続く酪農家の支援にもつなげます。

6月23日に発売が始まった「飲むヨーグルト」。高森町の信州市田酪農の新商品です。

信州市田酪農・宮下淳専務取締役:
「信州産のシャインマスカットソースを使用して、いちだヨーグルトのうま味・コクの強さとの絶妙なバランスをお楽しみいただけるように作っている」

味の決め手は県産のシャインマスカット。果汁で作ったソースと南信州産の生乳を合わせました。

記者も試飲―。

(記者リポート)
「やわらかな口触りのヨーグルトの中から、シャインマスカットの甘みと香り、しっかり伝わってきます。相性もばっちりです」

南信地域の酪農家から生乳を仕入れている「市田酪農」。

酪農家は今、厳しい経営が続いています。新型コロナ以降の消費低迷やウクライナ侵攻などによる飼料代や燃料代の高騰が大きな要因です。

苦境の酪農家を支援したいー。

「市田酪農」はことし4月から豊丘村の道の駅と協力し牛乳を使ったジェラートを販売するなど、消費拡大の取り組みを進めてきました。

もともと、「飲むヨーグルト」も販売していましたが、全国で人気のシャインマスカットも使用し、さらに生乳の消費につなげたいとしています。

信州市田酪農・宮下淳専務取締役:
「ヨーグルト・生乳を消費して作りますから、最終的には酪農家の支援につながる。こういった商品がきっかけとなって、少しでも乳製品を飲んでいただいて、生乳を消費していただければ」

「いちだヨーグルトシャインマスカット」(1個186円)は、県内のAコープや豊丘村の道の駅などで販売していて、県外への展開も検討しているということです。

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長野放送ニュース

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