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最高齢は97歳 高校生「スマホの使い方教えます」 “自撮り”できません…「自分が写っている」

高校生が先生です。長野県上田市の上田千曲高校の生徒は、地域のお年寄りの困り事に応える「レンタル高校生プロジェクト」を行っています。28日はスマートフォンの使い方を教えました。

生徒:
「僕と皆さんでLINE交換したいと思うので、QRコードの出し方を説明していきます」

お年寄りにスマホの使い方を教えているのは、上田千曲高校生活福祉科の生徒たち。地域のお年寄りの困り事などに応える「レンタル高校生プロジェクト」です。

高齢者:
「実際(スマホ)には入ってるんですが、アプリの使い方がよくわからないというところがありました」

これまでも1人暮らしの高齢者の自宅の片付けなどを行ってきました。

長野県シニア大学が今回「スマホの使い方を教えてほしい」と依頼し、28日は50代から90代までの32人が参加しました。

こちらの女性はスマホの写真の撮り方を教えてもらいました。これまで「自撮り」ができませんでした。

生徒:
「インカメラを押していただくと内側に切り替わると思います」

高齢者:
「自分が写っているってことね」

高齢者:
「優しくて親切でした。よく知っていると思いますね、若い人たちはね」

生徒:
「ポンって、お!撮れましたよ」

最高齢97歳の芳澤房子さん。基本的な使い方を学びにきましたが…

芳澤房子さん(97):
「(スマホ持ってますか?)持ってない。もうじき100歳になるから新しいの持ってもしょうがないだろって」

高校生との交流を楽しみに参加しました。

生徒:
「かわいく撮っていただきました」

芳澤房子さん(97):
「笑」

スマホの使い方も覚え、高校生と一緒にスマホで写真も―。

芳澤房子さん(97):
「(一緒に写真撮れてどう?)幸せですよ、そりゃもちろん」
「一つの社会勉強ですから、皆さんどういうふうにやってらっしゃるのかを見るのが楽しいじゃないですか」

上田千曲高校 生活福祉科・山下千颯さん:
「不安なところは多かったんですけど、一緒に交流しながらできたことで、自分にも良かったし、相手にとってもいい体験になったと思いました」

上田千曲高校では、今後も「レンタル高校生プロジェクト」を続けます。


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