警察官含む4人死亡　中野市「犯罪被害者等支援条例」成立　経済的支援など　今回の事件も適用

長野県中野市で4人が殺害された事件からまもなく1カ月。中野市は犯罪被害者や家族を支援するための条例を23日の市議会で可決しました。

中野市は事件を受け、以前から検討していた犯罪被害者を支援する条例を今の議会に提出。

最終日の23日、採決が行われました。

採決：
「可決することに賛成議員の起立を求めます」
「起立全員であります」

全会一致で可決―。

条例では、市が犯罪被害者や家族の経済的負担を軽くするため、支援金を支給することや市営住宅に優先的に入居できることなどが盛り込まれています。

今回の事件の被害者も支援できるよう今年4月1日までさかのぼって適用します。

中野市・湯本隆英市長：
「スピーディーに前例を取り入れて条例を制定することが一番だと思った。足りない部分があれば逐次改正はできる」