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スマホアプリで食品ロス削減へ 廃棄していた食品を安く 荻原健司市長が活用しPR 

食品ロス削減の取り組みです。消費期限が近づき安く販売される商品が、スマートフォンで分かるアプリの実証実験が長野市で行われています。21日は荻原市長が実際にアプリを活用しPRしました。

正午、長野市役所も昼休みです。

長野市・荻原健司市長:
「さて、お昼の時間だ。きょうはどうしようかな」

荻原市長の21日の昼食は、スマートフォンのアプリの画面から選び始めました。

選んだのは近くのホテルの総菜のセット。値段は400円です。

市長が使ったのは「HELAS(ヘラス)」というアプリ。

食品ロス削減を目的に信濃毎日新聞社などが開発しました。

仕組みは次の通りです。

飲食店などが消費期限が近づいたり型崩れしたりして、これまで廃棄していた商品をアプリに登録。安く販売します。

消費者はアプリから欲しい商品を注文し電子決済します。

その後、飲食店まで自ら受け取りに行きます。

6月12日から長野市で実証実験を行っていて、既に市内のおよそ30店舗が登録し、利用者も600人ほどいるということです。

さて、商品を購入した荻原市長。自転車で受け取りに行きます。

およそ5分後―。

長野市・荻原健司市長:
「こんにちは、お弁当を注文しました」

こちらのホテルの総菜セットは、朝食ビュッフェの残りもの。たこやきやウインナーなどがたっぷり入って400円。

消費者にとってもお得に感じます。

長野市・荻原健司市長:
「簡単に注文できますし、リーズナブルな値段で食品ロスに貢献できるのは、いろいろな意味で満足感が高まると思う」

長野市は飲食店側も消費者側も利用してほしいとしています。

7月中旬ごろからは県内全域にサービスを広げる予定で、消費者は登録無料で利用できます。
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長野放送ニュース

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