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“勝負おやつ”はフルーツロール 藤井聡太六冠が最年少「名人&七冠」 舞台は「藤井荘」

長野県高山村で行われた将棋の名人戦第5局で藤井聡太六冠(20)が渡辺明名人(39)に勝ち、史上最年少の「名人」獲得、「七冠」達成をし果たしました。「勝負おやつ」も注目。藤井六冠は長野市の菓子店が提供した「フルーツロール」を選び、早速、住民らが買い求めていました。

名人戦第5局の舞台は高山村の老舗旅館「藤井荘」。2日目の1日も初日と同じように藤井六冠がまず入室。そのあと、渡辺名人が入りました。

封じ手を開封し、午前9時から対局が再開しました。

ここまで3勝1敗と王手をかけている藤井六冠。勝てば史上最年少の「名人」獲得と「七冠」達成です。

注目の大一番。近くの施設で行われた「大盤解説会」には多くのファンが詰めかけました。160枚用意したチケットは完売です。

訪れた人:
「かなりきょうは激しい厳しい戦いになると思って覚悟して観戦しようかな」
「史上最年少、史上最年少七冠、がんばれー!」

「勝負おやつ」「勝負メシ」にも注目が集まっています。

スフレ生地に、イチゴやワッサーなどの果物と生クリームをふんわりまいたフルーツロール。長野市の菓子店「旬彩菓たむら」の人気商品です。1日午前のおやつで藤井六冠が選びました。

対局のため今回提供したということです。

早速、買い求める地元の客が…

職場が近く:
「藤井さんが食べたってお聞きして、ぜひ、きょう食べようかなって思って今、お昼休みなんですけど藤井さんが食べてくれたことで、このおいしいお菓子が全国の皆さんに広まったらうれしい」

旬彩菓たむら・田村康博社長:
「一つ一つ素材が、私ども吟味していますから、すべてがマッチしておいしかったんじゃないかと思います。食べていただいたということは光栄なことじゃないでしょうか、その一言に尽きる」

一方、渡辺名人は、小布施町の菓子店のモンブランを選びました。

昼食は「藤井荘」が提供。藤井六冠が「信州蕎麦と天麩羅御膳」、渡辺名人が「信州ポーク勝カレー」でした。

さて、こちらは長野市の洋菓子店。

きのう31日、2人が食べたケーキ「レモンのオペラ」はこちらの店のものです。

ケーキの上に高知県産の「小夏」が乗っていて、レモンを使ったクリームとホワイトチョコレートのさわやかなケーキです。

パティスリー ケイノシン・西沢慶之臣さん:
「責任重大だなと思ったんですけど、そんな中、気持ち的にリフレッシュできるような一息つけるような、そんなケーキが作れればとお作りしました」

ただ、反響が大きく、午後に訪れると…

パティスリー ケイノシン・西沢慶之臣さん:
「とてもありがたいことに、さっそく目当てに来ていただいた方が多いようです。用意したものが終わってしまいまして」

売り切れになっていました。

勝負おやつ、勝負メシで力を蓄え、熱戦を繰り広げた2人。

藤井聡太六冠(20)が勝利し、史上最年少の「名人」獲得、「七冠」達成を果たしました。
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