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立てこもり 容疑者の人物像「おとなしい」 あの日、目撃者に言った言葉は「殺したいから殺してやった」

殺人の疑いで逮捕された中野市議会議長の長男・青木政憲容疑者(31)と、亡くなった近くに住む女性2人と警察官2人について今のところ関係性は分かっていません。青木容疑者はどんな人物だったのか。知人たちは「おとなしかった」などと話しています。

殺人の疑いで逮捕された青木政憲容疑者(31)。現場となった自宅で両親などと同居し、自家農園やジェラート店の手伝いをしていました。

おとなしく目立つタイプではなかったということです。

青木容疑者を知る人:
「おとなしい。農業やってて、アイスクリーム屋さんやっています。おとなしいから話はしない。(すれ違ったりしても?)『こんにちは』とかいうのはなしだね」

容疑者の弟の同級生:
「かっこよくておとなしそうな清楚(せいそ)な感じ。(事件起こすようなイメージは?)まったくそういうのはない人だと思っていた。全然そんな感じの人ではなかった」

青木容疑者は、持っていたナイフや猟銃で犯行に及んだとみられます。

県公安委員会から、猟銃や空気銃の所持許可を得ていたということです。

青木容疑者に刺されたとみられる村上幸枝さん(66)。容疑者は犯行直後、近くにいた目撃者の男性に次のように話していました。

目撃者:
「『殺したいから殺してやった』と冷静に言っていたのが耳から離れない」

強い殺意を感じさせる言葉。

ただ、近所の人たちは、村上さんについて、恨みを買うような人ではないと話します。

村上さんの知人:
「(村上さんは)いい人ですよ。区の役員なんかも一緒にやった。いい奥さんだった。花なんかも好きで」
「気さくなしっかりしたお母さん。毎日、散歩でここ(現場付近)を通っていた。女性2人で」

最後に死亡が確認された竹内靖子さん(70)は、村上さんの散歩仲間でいつも夕方、容疑者の自宅近くを2人で歩いていたということです。

近所の住民:
「いつも仲良く2人で散歩していた。一緒に竹内さんも狙ったんだね。たまたま最近(散歩の)ルートを変えて、現場の方へ、畑の中を歩くルートだったと思う。そうすると、立てこもった家の前に出る」

亡くなった中野警察署の玉井良樹警部補。通報を受けて駆けつけたところを銃で撃たれたとみられます。

大学時代の同級生は人柄について「お酒をよく飲み、よくしゃべるムードメーカーだった。長野への思いが強く責任感も人一倍強かった」などと話しています。

犯行の動機はなんだったのか―。

警察が捜査を進めています。
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長野放送ニュース

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