
特集は夫婦の挑戦。長野市戸隠地区のそば店が、コロナ禍で使う頻度が減った2階をカフェにして「そばスイーツ」を提供している。夫はそば店、妻はカフェ。2つの顔でアフターコロナを見据えた挑戦を始めた。
さっとゆで上げたそばを、水でしめて、盛りつけは「ぼっち盛」。
野菜やエビの天ぷらも。
客:
「すごくおいしいです。きれいに盛ってあって食べるのにはもったいないくらい」
「こちらへ来た時は必ずこのそばをいただきたくて、楽しみに来ました」
戸隠神社中社の門前に店を構える「仁王門屋」。その名の通り、仁王像が迎えてくれるそば店だ。
そばを打つのは、店主の横川幸喜さん(61)。
店主・横川幸喜さん(61):
「(そば打ち歴は?)何年だろう、40年くらいですか。毎日、早朝から起きてやっています」
1階では、そば打ち。
2階では、妻の理恵さん(57)がカフェの準備。
店名は仁王像にちなみ「cafe a-hum(あうん)」。4月22日にオープンした。
妻・理恵さん(57):
「10代の頃から喫茶店がやりたくて、長年の夢がかなったって感じ」
提供しているのは、そばシュークリームに、そばモンブラン。
シュークリームを食べた客:
「ソバの実が入っていてあまり甘くなくて、おいしかったです」
1つの建物に2つの店。
夫婦がアフターコロナを見据えて始めた挑戦だ。
仁王門屋は昭和40(1965)年に幸喜さんの母・タキイさんが創業。
幸喜さんは2代目として店に入り、理恵さんと結婚してからは、夫婦で店を営んできた。
店主・横川幸喜さん(61):
「昭和45年くらいから(戸隠に)そば屋がどんどん増えていって、高度経済成長期だったのでマイカーではなくて、バスで観光客が来て、当時はすごい人だった。今、100、120万人くらいですかね。その頃は250万人とか、そのくらい来ていた」
戸隠神社にスキー場。多くの観光客が訪れ店も繁盛した。
しかし、長野オリンピックが終わると、景気低迷とスキー人気の陰りで徐々に客足が減少。
そして3年前から続くコロナ禍で店も厳しい経営を強いられた。
店主・横川幸喜さん(61):
「大変なこの3年間でした。(2階は)使わなかったです。1階だけで十分間に合うくらいでしたから」
店の2階は団体用の大広間があったが、この3年間、ほとんど使われない状態に。
そこで妻の理恵さんは、前から興味があったカフェにすることを提案した。
妻・理恵さん(57):
「(近くに)バス停があるんですけど、お客さんが『10分、15分時間空いちゃったんだけど、ちょっとコーヒー飲める?その間に食べられるものない?』という声もあったので、時間を有意義に過ごしてもらえる場所として、ここがあればいいんじゃないかなと。カフェを開けるということで、チャンスがやってきたって感じで」
この提案に横川さんも賛同。
「あうんの呼吸」だ。
店主・横川幸喜さん(61):
「人のやっていないことをやろうと、それが2人が大好きなことなんです」
補助金を活用して2階を改修。1階とは趣の異なるカフェスペースに。
妻・理恵さん(57):
「そばシュークリームや、そばプリンは作り出してたんですけど、なかなか店に常に出すことが難しくて」
菓子作りが趣味の理恵さんが、以前から知り合いなどに出していたというそばスイーツを目玉メニューにした。
そばシュークリームを食べた客:
「さっぱりしてそばの風味も感じられて、外はサクサクでおいしいです。
「(店の雰囲気は?)すてきです、本当に。毎日来たい」
数量限定そばモンブランをいただく―。
(記者リポート)
「栗の甘さとそばのシフォンケーキの優しい味わいが合っていて、とてもおいしいです」
長野市内から来た寺田さん家族。
寺田優花さん:
「おいしいです。歯ごたえがあるのですごく好き」
そばを食べ終えた後は、カフェスペースでひと休み。
母・寺田直子さん:
「おいしかったです。プリンが甘すぎず、おそばの香りがあっておいしかった。ちょっと日常から解放されてリラックスできました」
戸隠そばの後は、そばスイーツ。
「仁王像」のように2つの顔で客を迎える。
妻・理恵さん(57):
「何気なくふらふらと入ったけど、すごく居心地がよくてリフレッシュできたなという時間を過ごしてもらえたら、それが一番うれしい」
店主・横川幸喜さん(61):
「おそばを食べていただいて、その後、ゆっくりと上に上がっていただいて、ここ1軒で、そばスイーツから、おそばから楽しんでいただければなと」
さっとゆで上げたそばを、水でしめて、盛りつけは「ぼっち盛」。
野菜やエビの天ぷらも。
客:
「すごくおいしいです。きれいに盛ってあって食べるのにはもったいないくらい」
「こちらへ来た時は必ずこのそばをいただきたくて、楽しみに来ました」
戸隠神社中社の門前に店を構える「仁王門屋」。その名の通り、仁王像が迎えてくれるそば店だ。
そばを打つのは、店主の横川幸喜さん(61)。
店主・横川幸喜さん(61):
「(そば打ち歴は?)何年だろう、40年くらいですか。毎日、早朝から起きてやっています」
1階では、そば打ち。
2階では、妻の理恵さん(57)がカフェの準備。
店名は仁王像にちなみ「cafe a-hum(あうん)」。4月22日にオープンした。
妻・理恵さん(57):
「10代の頃から喫茶店がやりたくて、長年の夢がかなったって感じ」
提供しているのは、そばシュークリームに、そばモンブラン。
シュークリームを食べた客:
「ソバの実が入っていてあまり甘くなくて、おいしかったです」
1つの建物に2つの店。
夫婦がアフターコロナを見据えて始めた挑戦だ。
仁王門屋は昭和40(1965)年に幸喜さんの母・タキイさんが創業。
幸喜さんは2代目として店に入り、理恵さんと結婚してからは、夫婦で店を営んできた。
店主・横川幸喜さん(61):
「昭和45年くらいから(戸隠に)そば屋がどんどん増えていって、高度経済成長期だったのでマイカーではなくて、バスで観光客が来て、当時はすごい人だった。今、100、120万人くらいですかね。その頃は250万人とか、そのくらい来ていた」
戸隠神社にスキー場。多くの観光客が訪れ店も繁盛した。
しかし、長野オリンピックが終わると、景気低迷とスキー人気の陰りで徐々に客足が減少。
そして3年前から続くコロナ禍で店も厳しい経営を強いられた。
店主・横川幸喜さん(61):
「大変なこの3年間でした。(2階は)使わなかったです。1階だけで十分間に合うくらいでしたから」
店の2階は団体用の大広間があったが、この3年間、ほとんど使われない状態に。
そこで妻の理恵さんは、前から興味があったカフェにすることを提案した。
妻・理恵さん(57):
「(近くに)バス停があるんですけど、お客さんが『10分、15分時間空いちゃったんだけど、ちょっとコーヒー飲める?その間に食べられるものない?』という声もあったので、時間を有意義に過ごしてもらえる場所として、ここがあればいいんじゃないかなと。カフェを開けるということで、チャンスがやってきたって感じで」
この提案に横川さんも賛同。
「あうんの呼吸」だ。
店主・横川幸喜さん(61):
「人のやっていないことをやろうと、それが2人が大好きなことなんです」
補助金を活用して2階を改修。1階とは趣の異なるカフェスペースに。
妻・理恵さん(57):
「そばシュークリームや、そばプリンは作り出してたんですけど、なかなか店に常に出すことが難しくて」
菓子作りが趣味の理恵さんが、以前から知り合いなどに出していたというそばスイーツを目玉メニューにした。
そばシュークリームを食べた客:
「さっぱりしてそばの風味も感じられて、外はサクサクでおいしいです。
「(店の雰囲気は?)すてきです、本当に。毎日来たい」
数量限定そばモンブランをいただく―。
(記者リポート)
「栗の甘さとそばのシフォンケーキの優しい味わいが合っていて、とてもおいしいです」
長野市内から来た寺田さん家族。
寺田優花さん:
「おいしいです。歯ごたえがあるのですごく好き」
そばを食べ終えた後は、カフェスペースでひと休み。
母・寺田直子さん:
「おいしかったです。プリンが甘すぎず、おそばの香りがあっておいしかった。ちょっと日常から解放されてリラックスできました」
戸隠そばの後は、そばスイーツ。
「仁王像」のように2つの顔で客を迎える。
妻・理恵さん(57):
「何気なくふらふらと入ったけど、すごく居心地がよくてリフレッシュできたなという時間を過ごしてもらえたら、それが一番うれしい」
店主・横川幸喜さん(61):
「おそばを食べていただいて、その後、ゆっくりと上に上がっていただいて、ここ1軒で、そばスイーツから、おそばから楽しんでいただければなと」