
特集は春の味覚・山菜。桜の開花同様、今年は山菜の収穫も、早くもシーズンイン。南信・阿智村ではタラの芽の摘み取り体験を取材。北信・長野市では山菜採り名人に同行し春の味を探してきた。
山菜の王様とも呼ばれるタラの芽。4月8日、阿智村で山菜の「摘み取り体験」が行われた。
街歩きガイドのグループなどが初めて企画したもので、東京や愛知の4組8人が参加した。
タラの芽を摘んだ参加者:
「はじめて採りました。緑のいい匂いがします」
ここは体験ツアーの関係者が管理する、いわばの山菜の「畑」。今年は例年より1週間ほど早く成長した。
参加者は他にワラビやツクシなども収穫。
そのあとはー。
摘み立ての山菜を天ぷらに。
タラの芽の天ぷらを食べた参加者:
「すごくやわらかくて、くせも全然なくておいしい」
ワラビの天ぷらを食べた参加者:
「採ったばかりを食べるのは、経験がないので新鮮でおいしい」
こまんば街歩きガイドツアー・芹沢恵美さん:
「山菜をお腹いっぱい食べるのが夢だったという方は、自分で採って、天ぷらにできて、お腹いっぱいになってすごく喜んでくださって、やって良かったなと思いました」
素朴な春の味を堪能。
暖かい南信は早くもシーズン本番だ。
では、北信地域はどうなのだろうか?
山菜採り名人・赤池健さん(70):
「仕事を忘れ、のんびりと採っていると、こんなに幸せなことはないですよ」
「名人」・赤池健さんの収穫に同行させてもらった。入ったのは長野市郊外の山だ。
赤池さんは地元食材にこだわった飲食店を経営。店の料理に使われる山菜やキノコは、ほぼ自ら調達したものだ。
山に入っておよそ5分ー。
山菜採り名人・赤池健さん:
「早速、こちらですね。これはイタドリという山菜。貴重な酸味のある山菜」
イタドリ(虎杖)は茎を食べることが多いそうだが、葉も天ぷらでおいしく食べられるそうだ。
記者:
「どんな味ですか?」
山菜採り名人・赤池健さん:
「食べてみてください」
酸っぱくはなくー。
記者:
「サラダに入ってそうな味がしますね、おいしいです」
続いて見つかったのはカンゾウ(萱草)。春先の山菜の代表格だ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「春先の山菜としては、三つ星のおいしい山菜。くせがなくてどういう料理にも合う。野菜と一緒の感覚で使っていただけます」
かわいらしい花が咲いた山菜も収穫。
カキドオシ、タチツボスミレ…。
花の部分も食べられる。
山菜採り名人・赤池健さん:
「こういう花も採ってサラダに散らすと、かわいい『摘み草サラダ』ができます」
次々と採れる山菜。赤池さんによると、成長は例年より1週間ほど早いということだ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「(山菜の成長が)ちょっと早いですね。(例年は)4月20日すぎあたりからが本番。どんどんといろいろな山菜が出てきて、採りきれなくなります」
険しい斜面を登った先で見つかったのは、ニワトコの木。
ブロッコリーのような花のつぼみ部分を摘み取り天ぷらにする。
こちらはコゴミに似たジュウモンジシダ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「コゴミは肌がすべすべしてますけど、これは毛むくじゃらというか、葉っぱを広げると、一番下の部分が長くなっている。開くとちょうど十文字になるからジュウモンジシダ」
スイバ(酸葉)はその名の通り…
記者:
「酸っぱい。サラダとかに入ってたら、味ついてておいしい」
2時間ほど里山を歩き、8種類の山菜を収穫した。
赤池さんの店で収穫した山菜を調理してもらった。
山菜がふんだんに使われた「草鍋」だ。(信州黄金シャモの草鍋 1人前3000円)
収穫したカンゾウ(萱草)もー。
(記者リポート)
「食感がとてもいいですし、味はくせがなく、とてもおいしいです」
店ではこの時期、山菜のコース料理を提供している。
前菜は「とり団子のスイバ巻き」や、「ジュウモンジシダの粉節和え」など。
見た目もかわいらしい「春の摘み草サラダ」には、カキドオシやタチツボスミレの花が盛られている。
そして、ニワトコのつぼみの天ぷらだ。
(記者リポート)
「食感はサクサクしていて、味は山菜ならではのうま味があって、とてもおいしいです」(※食べ過ぎには注意)
株式会社やま・赤池健社長:
「県外の方は山の幸を非常に喜ばれますので、盛りだくさんに出して、楽しんでいただいている」
北信の山菜シーズンはまだまだこれから。中旬以降はタラの芽やコシアブラなどが採れそうだ。
株式会社やま・赤池健社長:
「4、5、6月は一番のピーク。100%天然で素朴だけど野生豊かな、そういう食はなかなか食べる機会がないと思うので、日本の山の幸の豊かさを改めて知っていただければと思う」
山菜の王様とも呼ばれるタラの芽。4月8日、阿智村で山菜の「摘み取り体験」が行われた。
街歩きガイドのグループなどが初めて企画したもので、東京や愛知の4組8人が参加した。
タラの芽を摘んだ参加者:
「はじめて採りました。緑のいい匂いがします」
ここは体験ツアーの関係者が管理する、いわばの山菜の「畑」。今年は例年より1週間ほど早く成長した。
参加者は他にワラビやツクシなども収穫。
そのあとはー。
摘み立ての山菜を天ぷらに。
タラの芽の天ぷらを食べた参加者:
「すごくやわらかくて、くせも全然なくておいしい」
ワラビの天ぷらを食べた参加者:
「採ったばかりを食べるのは、経験がないので新鮮でおいしい」
こまんば街歩きガイドツアー・芹沢恵美さん:
「山菜をお腹いっぱい食べるのが夢だったという方は、自分で採って、天ぷらにできて、お腹いっぱいになってすごく喜んでくださって、やって良かったなと思いました」
素朴な春の味を堪能。
暖かい南信は早くもシーズン本番だ。
では、北信地域はどうなのだろうか?
山菜採り名人・赤池健さん(70):
「仕事を忘れ、のんびりと採っていると、こんなに幸せなことはないですよ」
「名人」・赤池健さんの収穫に同行させてもらった。入ったのは長野市郊外の山だ。
赤池さんは地元食材にこだわった飲食店を経営。店の料理に使われる山菜やキノコは、ほぼ自ら調達したものだ。
山に入っておよそ5分ー。
山菜採り名人・赤池健さん:
「早速、こちらですね。これはイタドリという山菜。貴重な酸味のある山菜」
イタドリ(虎杖)は茎を食べることが多いそうだが、葉も天ぷらでおいしく食べられるそうだ。
記者:
「どんな味ですか?」
山菜採り名人・赤池健さん:
「食べてみてください」
酸っぱくはなくー。
記者:
「サラダに入ってそうな味がしますね、おいしいです」
続いて見つかったのはカンゾウ(萱草)。春先の山菜の代表格だ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「春先の山菜としては、三つ星のおいしい山菜。くせがなくてどういう料理にも合う。野菜と一緒の感覚で使っていただけます」
かわいらしい花が咲いた山菜も収穫。
カキドオシ、タチツボスミレ…。
花の部分も食べられる。
山菜採り名人・赤池健さん:
「こういう花も採ってサラダに散らすと、かわいい『摘み草サラダ』ができます」
次々と採れる山菜。赤池さんによると、成長は例年より1週間ほど早いということだ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「(山菜の成長が)ちょっと早いですね。(例年は)4月20日すぎあたりからが本番。どんどんといろいろな山菜が出てきて、採りきれなくなります」
険しい斜面を登った先で見つかったのは、ニワトコの木。
ブロッコリーのような花のつぼみ部分を摘み取り天ぷらにする。
こちらはコゴミに似たジュウモンジシダ。
山菜採り名人・赤池健さん:
「コゴミは肌がすべすべしてますけど、これは毛むくじゃらというか、葉っぱを広げると、一番下の部分が長くなっている。開くとちょうど十文字になるからジュウモンジシダ」
スイバ(酸葉)はその名の通り…
記者:
「酸っぱい。サラダとかに入ってたら、味ついてておいしい」
2時間ほど里山を歩き、8種類の山菜を収穫した。
赤池さんの店で収穫した山菜を調理してもらった。
山菜がふんだんに使われた「草鍋」だ。(信州黄金シャモの草鍋 1人前3000円)
収穫したカンゾウ(萱草)もー。
(記者リポート)
「食感がとてもいいですし、味はくせがなく、とてもおいしいです」
店ではこの時期、山菜のコース料理を提供している。
前菜は「とり団子のスイバ巻き」や、「ジュウモンジシダの粉節和え」など。
見た目もかわいらしい「春の摘み草サラダ」には、カキドオシやタチツボスミレの花が盛られている。
そして、ニワトコのつぼみの天ぷらだ。
(記者リポート)
「食感はサクサクしていて、味は山菜ならではのうま味があって、とてもおいしいです」(※食べ過ぎには注意)
株式会社やま・赤池健社長:
「県外の方は山の幸を非常に喜ばれますので、盛りだくさんに出して、楽しんでいただいている」
北信の山菜シーズンはまだまだこれから。中旬以降はタラの芽やコシアブラなどが採れそうだ。
株式会社やま・赤池健社長:
「4、5、6月は一番のピーク。100%天然で素朴だけど野生豊かな、そういう食はなかなか食べる機会がないと思うので、日本の山の幸の豊かさを改めて知っていただければと思う」