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老舗飲食店がパンに活路 コロナ禍で外食の売り上げ減少…100種類以上の中で一番人気はカレーパン

長野県上田市の老舗飲食店が長野市に店をオープンさせた。一番人気はカレーパン。焼きたてのパンを目当てに大勢の客が列を作った。飲食店の外食事業はコロナ禍で売り上げが減少したが、パンに活路を見出そうとしている。

長野市川中島町。新しいパン店のオープンに行列ができていた。

開店を待つ客:
「8時半に来ました。わくわく、うれしくて(笑)」

午前9時―。

「いらっしゃいませー」

3日オープンした「ベーカリーパンビ川中島店」。

店内にはクロワッサンやチョココロネなどおいしそうなパンがずらりと並び早速、大勢の客がお目当てのパンを手に取っていた。

客:
「この週末の家族分を買った。楽しみ、カレーパンがみんな大好きで」
「できたっていうので試しに来た。近くにできたのはいい」

川中島店は上田店につぐ出店で仕込み、発酵、焼き上げまでを店舗の工房で行っている。

焼きたてを次々と…。

総菜パンも…。

パンは100種類以上で一番人気はカレーパンだ。(自家製牛肉カレーパン 248円税込)

(記者リポート)
「人気No.1のカレーパンをいただきます。サックサクです。中のカレーはスパイスが効いていて、牛肉の触感もしっかりと残っていて、とてもおいしい」

人気のパン店、手掛けているのは上田市の「飲食店」だ。昭和28年創業の「ささや」。宴会場や弁当の販売の他、外食事業も手掛けてきた。外食事業はコロナ禍前、10億円以上の売り上げがあったが、2020年には半分程度まで減少。

そこで…

ささや・米津仁志社長:
「コロナ禍で客が集まるイベント、行事が縮小された。もう少し客の身近で日常生活に関わるような事業に転換しなければいけないと、パン事業をやっていこうと決めた」

「ささや」の一階におととし、直営のパン店を出したところ、これが好評。店舗を増やすことにした。

今回、長野市進出を果たし、これで「ささや」が手掛けるパン店は3店。外食事業の新たな柱に成長させたい考えだ。

ささや・米津仁志社長:
「3年間、私共の商売が非常に厳しかったので、客にたくさん来てもらってうれしい。これからも商品とサービスを磨いて地域の人に繰り返し利用してもらえる店にしたい」

人気のパン店。関係者の期待も膨らんでいる。




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長野放送ニュース

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