「食のアウトレット」です。物価高の中、食費を少しでも抑えたいと考える方も多いかと思います。そこでお得な店・サービスを紹介します。「パンの詰め合わせ」、「はねだしのそば」、そして「半額専門店」です。
（記者リポート）
「こちら、パン工場のアウトレット。販売しているのは…袋いっぱいのパン、しかもこれで1000円です」
パン製造の「パネックス」。2017年から稼働する伊那市の工場は、1日9万個以上のパンを出荷しています。
その中で出る形や重さ、賞味期限で規格外となった「アウトレット」のパンをこれまでも安く販売。知る人ぞ知るサービスでしたが、より多くの人に利用してほしいと、2月から市街地に近い第2工場でドライブスルー方式による販売を始めました。好評の「お楽しみ袋」は1000円。中身を取り出すと、パンは20個も入っていました。菓子パンや総菜パンなどバラエティ豊かです。通常1個120円から150円程度のため、半額以下となります。他にも日替わりで格安のパンを販売しています。
ドライブスルーの客：
「こんなにたくさんいただけるなんて思ってなかったです。よかったです」
子連れの母親：
「うれしいです、すごく助かります」
こちらのパン、そもそも「便利な特徴」があります。
パネックス長野工場・箸方誠さん：
「普通のパンだと賞味期限を気にしなければいけないですけど、ロングライフなので、すぐ食べなくても置いておけば気付いた時に食べられるのが強み」
パンはイタリアの「パネトーネ酵母」を使い、水分を減らすなど特殊な製法でつくられ、賞味期限は45日から75日と長持ちです。「買い置き」がしやすく災害時の備えとしても注目されています。アウトレットでも「賞味期限まで2週間」は確保しています。
客：
「期限が近いって書いてありますけど、それ以内で食べられちゃうのですごくありがたい。家族多いので、ペロッといけちゃうと思います」
材料費・光熱費の上昇で通常のパンは値上げをしましたが、アウトレット商品の価格は変えていません。
パネックス長野工場・箸方誠さん：
「少しでもパンを食べる回数を増やしてもらえれば。他の食事も値段が上がってますので、それで家計を抑えていただけるのであれば、当社としてもありがたい。朝、昼くらいまでパンにしていただければ（笑）」
開店と同時に客がつめかけ、あっという間に満席に。長野市にある国産・石臼ひきの手打ちそばが食べられる店です。
客：
「今週もう2回来ています。大好きで、おいしくて最近ハマっています。安くて最高です」
「1週間に1度は来るんです、お父さんと2人で。値段は安いですよね」
リピーター続出の理由はその価格。もりそばとかけそばは350円。しかも「2人前」まで同じ価格です。常連客からはこんな声も…
常連客：
「太いうどんみたいなのが出ていると逆にうれしい。これが大好きですよ、歯ごたえがあるので」
たしかに極太のそばが入っています。実はこれが安さの理由です。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「そばを製造、販売している会社なんですけど、すべて手作業でやっているので、どうしても規格から外れてしまうものが多少出てしまう。そういったものを店舗でお値打ちに提供しています」
雪村そば「はねだし屋」は、通販用のそばを製造する工房の直営店。手打ちのため、どうしても出てしまう、切れ端や不ぞろいのそば、いわゆる「はねだし」を安く提供しているのです。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「太かったり、細かったりというものが混ざって出てくるので、他では食べられない感じ」
しょう油、砂糖、みりんなど原材料のほとんどが値上げされ、コストは上昇していますが、これまでと変わらず楽しんでほしいと店頭価格は据え置きです。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「量も値段も据え置きでやっているので、はねだしは目玉商品ですが、雪村そばという正規品も大変お得になっているので、両方食べて、元気になってほしい」
続いて紹介するのは茅野市にある「半額専門店」のTOAmart（トーアマート）茅野店。全国で店舗拡大中です。食料品や日用品を扱っていますが、驚くのはその値段。
カップラーメン75円、水500ミリリットル40円…。まさに破格の安さです。
客：
「ものすごく商品が安いので毎度来ています。学生にとったらすごくありがたい」
「グラタン（ミックス）と、おすしの素と、これ安かったよ、天ぷら粉」
安さの秘密は主に3つ。1つ目はメーカーから直接、大量に仕入れていること。2つ目は日用品の多くは自社ブランド商品にしていること。そして3つ目は、コンビニ店の居ぬき物件を探すなど、出店のコストを抑えていること。
トーアマート茅野店・寺田友美さん：
「やはり、かなり安いという声が一番多いです」
食料品の多くはメーカーの希望小売価格の半額以下。こちらのエナジードリンクは100円。（希望小売価格は税込209円）大手メーカーのカレールウは180円です。（希望小売価格は税込383円）
客：
「職場のおやつを買いに来て、自分用には小麦粉を買いました。他のところよりは安いと思います。ありがたいですね、今いろいろ高くなっているので」
トーアマート茅野店・寺田友美さん：
「普段出会えない掘り出し物やお得な日用品、自社商品など見つけに、ぜひ当店に一度お越しいただけたらと思います」
終わりの見えない物価高。生活を守るため、県内でもお得な店・サービスの活用が広がっています。
（記者リポート）
「こちら、パン工場のアウトレット。販売しているのは…袋いっぱいのパン、しかもこれで1000円です」
パン製造の「パネックス」。2017年から稼働する伊那市の工場は、1日9万個以上のパンを出荷しています。
その中で出る形や重さ、賞味期限で規格外となった「アウトレット」のパンをこれまでも安く販売。知る人ぞ知るサービスでしたが、より多くの人に利用してほしいと、2月から市街地に近い第2工場でドライブスルー方式による販売を始めました。好評の「お楽しみ袋」は1000円。中身を取り出すと、パンは20個も入っていました。菓子パンや総菜パンなどバラエティ豊かです。通常1個120円から150円程度のため、半額以下となります。他にも日替わりで格安のパンを販売しています。
ドライブスルーの客：
「こんなにたくさんいただけるなんて思ってなかったです。よかったです」
子連れの母親：
「うれしいです、すごく助かります」
こちらのパン、そもそも「便利な特徴」があります。
パネックス長野工場・箸方誠さん：
「普通のパンだと賞味期限を気にしなければいけないですけど、ロングライフなので、すぐ食べなくても置いておけば気付いた時に食べられるのが強み」
パンはイタリアの「パネトーネ酵母」を使い、水分を減らすなど特殊な製法でつくられ、賞味期限は45日から75日と長持ちです。「買い置き」がしやすく災害時の備えとしても注目されています。アウトレットでも「賞味期限まで2週間」は確保しています。
客：
「期限が近いって書いてありますけど、それ以内で食べられちゃうのですごくありがたい。家族多いので、ペロッといけちゃうと思います」
材料費・光熱費の上昇で通常のパンは値上げをしましたが、アウトレット商品の価格は変えていません。
パネックス長野工場・箸方誠さん：
「少しでもパンを食べる回数を増やしてもらえれば。他の食事も値段が上がってますので、それで家計を抑えていただけるのであれば、当社としてもありがたい。朝、昼くらいまでパンにしていただければ（笑）」
開店と同時に客がつめかけ、あっという間に満席に。長野市にある国産・石臼ひきの手打ちそばが食べられる店です。
客：
「今週もう2回来ています。大好きで、おいしくて最近ハマっています。安くて最高です」
「1週間に1度は来るんです、お父さんと2人で。値段は安いですよね」
リピーター続出の理由はその価格。もりそばとかけそばは350円。しかも「2人前」まで同じ価格です。常連客からはこんな声も…
常連客：
「太いうどんみたいなのが出ていると逆にうれしい。これが大好きですよ、歯ごたえがあるので」
たしかに極太のそばが入っています。実はこれが安さの理由です。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「そばを製造、販売している会社なんですけど、すべて手作業でやっているので、どうしても規格から外れてしまうものが多少出てしまう。そういったものを店舗でお値打ちに提供しています」
雪村そば「はねだし屋」は、通販用のそばを製造する工房の直営店。手打ちのため、どうしても出てしまう、切れ端や不ぞろいのそば、いわゆる「はねだし」を安く提供しているのです。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「太かったり、細かったりというものが混ざって出てくるので、他では食べられない感じ」
しょう油、砂糖、みりんなど原材料のほとんどが値上げされ、コストは上昇していますが、これまでと変わらず楽しんでほしいと店頭価格は据え置きです。
雪村そば はねだし屋・下平英司店長：
「量も値段も据え置きでやっているので、はねだしは目玉商品ですが、雪村そばという正規品も大変お得になっているので、両方食べて、元気になってほしい」
続いて紹介するのは茅野市にある「半額専門店」のTOAmart（トーアマート）茅野店。全国で店舗拡大中です。食料品や日用品を扱っていますが、驚くのはその値段。
カップラーメン75円、水500ミリリットル40円…。まさに破格の安さです。
客：
「ものすごく商品が安いので毎度来ています。学生にとったらすごくありがたい」
「グラタン（ミックス）と、おすしの素と、これ安かったよ、天ぷら粉」
安さの秘密は主に3つ。1つ目はメーカーから直接、大量に仕入れていること。2つ目は日用品の多くは自社ブランド商品にしていること。そして3つ目は、コンビニ店の居ぬき物件を探すなど、出店のコストを抑えていること。
トーアマート茅野店・寺田友美さん：
「やはり、かなり安いという声が一番多いです」
食料品の多くはメーカーの希望小売価格の半額以下。こちらのエナジードリンクは100円。（希望小売価格は税込209円）大手メーカーのカレールウは180円です。（希望小売価格は税込383円）
客：
「職場のおやつを買いに来て、自分用には小麦粉を買いました。他のところよりは安いと思います。ありがたいですね、今いろいろ高くなっているので」
トーアマート茅野店・寺田友美さん：
「普段出会えない掘り出し物やお得な日用品、自社商品など見つけに、ぜひ当店に一度お越しいただけたらと思います」
終わりの見えない物価高。生活を守るため、県内でもお得な店・サービスの活用が広がっています。
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