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【防災教育】国境越え災害の体験と教訓を共有 小学生がオンライン交流  

17日は「防災とボランティアの日」。28年前、6400人余りが犠牲となった「阪神淡路大震災」が起きた日です。神戸市などでは地震発生の午前5時46分に合わせ、亡くなった人たちに追悼の祈りが捧げられました。長野市の小学校では国内外の被災経験がある小学校がオンラインで交流しました。

長沼小のオンライン発表:
「台風19号で水害にあいました。その時、住宅は約1メートル50センチ浸水しました。自分のタイムラインをつくることで、いつでも行動できると学びました」

3年前に体験した台風19号災害や防災学習の成果を発表しているのは、長野市の長沼小学校の6年生。

オンラインでつながるのは過去に災害を体験した国内とバングラデシュ、フィリピンの5つの小学校の児童です。

フィリピン・サンフェルナンド小学校のオンライン発表:
「フィリピンは世界の中で最も災害が起こりやすい国とされています。ぼくたちの島は定期的に洪水、台風、地滑り、地震、火山、干ばつの影響を受けます。そうすれば、災害を予測したり、災害による被害を減らすためのよりよい計画を立てたりすることができます」

総合的な学習の中で、国境を越えて災害の体験や教訓を共有する貴重な機会。被災地の支援や防災教育を行うNPO法人「SEEDS Asia」が主催しました。

被災時の様子やその後の防災学習の様子に子どもたちは真剣な表情で見入っていました。

長沼小6年生(質疑応答):
「災害からの学びを次世代に伝えるためには?」
「長沼では水害の水深を記録した水害碑や、防災ステーションなどに水害の記録が記録されていきます」

長沼小6年生:
「タイムラインのことや水平避難の大切さを伝えたかったです」
「それぞれが受けた災害とかその様子を聞けたり、とてもためになりました。今後、災害を知らない人たちに、こういうことがあったと伝えていきたい」

長沼小では今後も防災・減災の授業を行っていくことにしています。
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長野放送ニュース

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