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荻原健司市長「合意形成が大切」 長野の“公園廃止”問題 区長会などと意見交換を検討 廃止方針は変えず

住民からの苦情をきっかけに長野市の公園が廃止されることになった問題。開設時や廃止決定について、住民合意の形成が十分でなかったとの指摘もあります。荻原健司市長は12日の会見で、廃止の経緯など確認するため「区長会などと意見の場を設けたい」と話しました。

長野市の青木島遊園地。1軒の住民からの「子どもの声がうるさい」との苦情をきっかけに、2023年3月で廃止されることになりました。

全国に波紋が広がり、長野市には11日までに567件の意見などが寄せられているということです。

遊園地は「地元の要望」で2004年に開設されましたが、苦情を寄せた住民は「公園ができることは知らなかった」と話しています。

また、学校や児童センターなどが集まる場所で、「子どもが多く集まりうるさくなることは予想できたのでは」との声もあります。

12日の会見で荻原健司市長は住民の合意形成について、今回のケースを今後に生かしたいと話しました。

長野市・荻原健司市長:
「遊園地をつくる際に地元の皆さんの合意形成、加えて今後、遊園地をどういうふうに地域で使っていくかということを、地域で話し合って進めていくことが大切ではないかなと感じた」

今後、廃止の要望するに至った経緯などを確認するため、区長会や関係者と意見交換の場を設けたいとしています。

なお、廃止の手続きは予定通り進めていくということです。
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長野放送ニュース

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