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躍進の2年目 DeNA・牧秀悟と西武・水上由伸 侍ジャパン!新人王! 信州出身2選手の活躍振り返る

信州出身の2人のプロ野球選手です。侍ジャパンにも選ばれた横浜DeNAの牧秀悟選手と新人王を獲得した西武の水上由伸投手。活躍を振り返りつつ来シーズンへの意気込みを聞きました。

2022年のプロ野球オールスターゲームは、信州の野球ファンの心を躍らせました。中野市出身の横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手。そして宮田村出身の埼玉西武ライオンズ・水上由伸選手。信州出身の2選手が登場したからです。

11月19日、横須賀市で秋季キャンプ中の牧選手。今シーズンを振り返ってもらうと…。

中野市出身・牧秀悟選手:
「今年は4番に座らせてもらいましたし、打率は去年よりいきませんでしたけど、打点とホールランは去年の成績を超えることができたので、個人としても悔しい部分はいくつかありましたけど、成績だけ見たらいいのかなと」

兄を追って小学1年で野球を始めた牧選手。中学時代は長野市の若穂シニアで基礎を身に付けました。その後、松本第一高校を経て中央大学へ。そこでターニングポイントを迎えました。

中野市出身・牧秀悟選手(入団前):
「中学の時から勝ちにこだわっていたので、大会も決勝で負けて、高校も初戦負けで、大学入るまでは悔しい思い出しかなかった。野球において大事な時期にどん底を味わったからこそ、大学で逆襲じゃないですけどはい上がることができた」

悔しさをばねに猛練習。大学日本代表にも選ばれる強打者に成長しました。

そしてドラフト2位で念願のプロ入り。長嶋茂雄さんが持つ新人2塁打記録を64年ぶりに塗り替えるなど1年目から活躍しました。

2年目の今年、「さらなる飛躍を」と地元に公式の後援会も発足。その期待に応えるように「ハマの4番」に定着し、勝負強い打撃でリーグ2位タイの87打点を記録。チームを去年の最下位から2位に押し上げる原動力となり、ベストナインにも選ばれました。

そして、侍ジャパンにも選出され、来年3月のWBCでも活躍が期待されています。

中野市出身・牧秀悟選手:
「もちろん選ばれたいですし、選ばれたら自分の実力を出すだけだと思うのでそれだけの準備を、このオフシーズンも大事だと思うのでしていきたい。去年からも学生の時からもずっと応援してくれる地元の人がいるので、そういう人たちにもいい報告ができるように、(地元の)野球に対すると熱というのを上げていけるように頑張っていきたいなと」

牧選手には刺激し合う同級生がいます。宮田村出身の水上由伸投手です。今年は2人そろってオールスターの舞台に立ちました。

中野市出身・牧秀悟選手:
「試合やオールスターで会ったりして『どんどん2人で頑張っていこうね』とか話した。長野県で少ない(プロ)選手で同じ同級生というところもあったので、対戦できるのをもっともっと増やしていきたい」

水上由伸投手は中継ぎとして活躍。リードを保つ記録「ホールド」は31、「防御率」は1.77。最優秀中継ぎ賞のタイトルを獲得しました。

そして、新人王も獲得。育成枠出身選手の新人王獲得はリーグ初の快挙でした。

新人王・水上由伸投手(宮田村出身):
「まずは両親に伝えたいと思います。(村が)すごく盛り上がってくれているとは思うので、いい報告はできるかなと。チームが悔しい結果で終わったので、まずは優勝を目指して頑張ります」

水上投手の父・俊孝さん:
「本当に心の底からうれしい。小さいときからの姿が思い浮かんで…親孝行の息子だなと」

水上投手は山梨県の帝京第三高校から香川県の四国学院大学へ。育成枠ながら1年目から1軍のマウンドに立ち、2年目の今年は、最速150キロのストレートと鋭いスライダーを武器に強気のピッチングで打者を抑えました。

村の野球少年たちにとって憧れの存在です。

宮田村の子ども:
「小さな村からすごい賞をとって、すごいと思った」
「みんなに希望をくれたりするし、かっこいい」

リーグは異なるものの切磋琢磨する信州出身の2人。2023年のシーズンも活躍が期待されます。
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