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ギネス記録 3515.42メートル「流しそうめん」 "放置竹”を活用 中学生が地域の課題解消へと企画

「3515.42メートル」。何の数字だと思いますか?実は流しそうめんのギネス世界記録です。先日、長野県高森町の中学生らが放置されていた竹を使って挑戦。無事、世界記録を達成し地元住民らと喜びました。

「3、2、1ゴー!」

竹の桶(とい)を勢いよく流れる「そうめん」。高森町の中学生らが5日、流しそうめんのギネス世界記録に挑戦しました。

竹の樋の長さは3515.42メートル。2016年に奈良市で認定された3317.7メートルをおよそ200メートル上回っています。

中学生:
「すごくドキドキ、流れ切るか不安」

挑戦は地元高森中学校の生徒が企画。「景観や鳥獣被害につながるおそれがある」放置林の竹の活用と町おこしが目的です。

今年9月から地元の住民も一緒に竹を切り出し、およそ1800本の桶をつなげました。スタートからゴールまでそうめんが流れれば挑戦は成功。桶に葉っぱが落ちないよう目を配ります。

中学生:
「途中で竹が高いところがあるんですけど、そこが心配」

そうめんはゆであがり、いよいよスタートです。

「3、2、1ゴー!」

係員:
「あと何分かかるかわかりませんけど、レーンにはなるべく近づかないように」

記録達成の瞬間をひと目見ようと地元の人も集まってきました。

順調に流れるそうめん。およそ2000メートルの地点、人の身長より高く組まれた「難所」を迎えます。

無事流れる―

スタートからおよそ1時間。その時を迎えます。

無事にゴール!

高森町・壬生照玄町長:
「全部、食べなきゃいけないそうなんで」

食べるまでが判定の基準です。

高森町・壬生照玄町長:
「おいしいです。いいのび具合で」

さあ記録の認定は…。

ギネス認定員:
「本日の挑戦ではルール違反はありませんでした。3515.42メートル。世界記録達成です」

中学生:
「とてもうれしいです。高森町の人が協力してくれて、とても良い思い出になった」
「もっと高森町のことを知ってくれる人が増えると思う」

地域の課題を解決しようと立ち上がった中学生の挑戦。地域の住民ととも無事、ギネス世界記録を達成しました。

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長野放送ニュース

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