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“世界最小の赤ちゃん”すくすく4歳 わずか258gで出生 できることも増えて…活発な男の子に 

「世界最小の赤ちゃん」として生まれた男の子の成長記録です。10月で4歳。体は小さいものの、きょうだいと元気に走り回る活発な男の子に育っています。

元気よく走り回る男の子。バットを握り…ナイスバッティング。長野県軽井沢町の関野竜佑ちゃんです。10月1日、4歳になりました。

生まれたときは大人の手のひらに収まるほどの小ささでした。日々の成長に両親は…。

母・俊子さん:
「まだ体が小さいから4歳と思えないんですけど、できることが増えて成長してます」

父・康平さん:
「もう4歳なんだと感じることが多くて、4年間ちゃんと生きてこられたとしみじみと感じます」

竜佑ちゃんは、「妊娠高血圧症候群」による緊急帝王切開で、妊娠24週と5日で生まれました。体重はわずか258グラム、身長は22センチ。県立こども病院の手厚いケアと竜佑ちゃん自身の生命力で、少しずつ成長していきました。

母・俊子さん(当時):
「入院中、1日おきに体重を測って、増えているのが楽しみで」

出産から半年余り。体重は3300グラムに増え退院を迎えました。きょうだいたちは、この日が初めての「抱っこ」。

長男・佑平さん(当時):
「6カ月触れなかったのは悲しかったんですけど、これから楽しく過ごしたいと思います」

病院が調べたところ無事、退院できた男の子としては「世界最小」でした。

その後、軽井沢町の自宅で竜佑ちゃんは少しずつ成長。1歳10カ月で歩くことができるように…。食べる量も増えました。

母・俊子さん(当時):
「ご飯が大好きで、白いご飯が子ども茶碗1杯食べられるようになって。お兄ちゃんのを狙いにいくぐらい、食いしん坊」

2歳になると体重は5675グラム、身長は65センチになり、言葉も覚え始めました。

竜佑ちゃん(当時):
「ママ、ママ」

3歳になると自己主張も…。

竜佑ちゃん(当時):
「いやだ、いやだ」

2021年は家族全員で七五三参りにも行きました。初めてのおみくじは…

父・康平さん(当時):
「小吉だ。がんばれよ、大きくなるぞ」

冬にはスキーにも挑戦。どんどん活発な男の子に育っています。

父・康平さん(当時):
「特に外でね、前だったらもう怖がってやらなかったようなことも、自分から率先してやるようになってきたので」

そして10月1日、4歳に。体重は8550グラム、身長は82.6センチになりました。体重は、平均の半分ほどですが、元気いっぱいです。

お医者さんごっこがお気に入り―

母・俊子さん:
「保育園から帰ってきて、自分の使った洗濯物とかを洗濯かごに入れてきてと、いつもお手伝いしてもらうので、言ったら行動に移せるところが成長したかなと感じます」

30日は、この春から高校でスキーに励むため、軽井沢を離れ寮生活をする長男の佑平さんも久しぶりに帰宅。

長男・佑平さん:
「たまに見ると、ほんとに成長してるなとは感じます」

♪ バースデ―ソング 

関野さん一家:
「竜ちゃん、お誕生日おめでとう」

竜佑ちゃん:
「おいしい」

長女・彩佑子さん:
「(やっぱり、かわいい?)かわいい。ちょっと、やんちゃなところがかわいい」

次男・隼佑さん:
「(竜ちゃんが嫌なことあるとどんな感じ?)寝るふり、こうやってカーって」

家族に見守られ、竜佑ちゃんは少しずつ体も大きくなり、できることが増えています。

母・俊子さん:
「元気いっぱいで、本人が楽しく生きてくれたらいいかなって思いますね。欲を言えば、誰かのためになったらうれしいね?」


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