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3年ぶりの観客!活気戻った「高専」の文化祭 知識や技術生かした「ならでは」の展示も

長野市の長野高専・長野工業高等専門学校の文化祭です。人数制限はありましたが、3年ぶりに一般公開され、高専ならではの手の込んだクラス展示が来場者を楽しませていました。

傾斜を使ったボウリングに、おなじみのクレーンゲーム。趣向をこらしたクラス展示が自慢の長野高専の文化祭「工嶺祭」です。

来場者:
「すごくいろいろ工夫されてたり、楽しそうなことを各クラスで考えていて、すごいなと感心した」

コロナの影響で2年間、無観客・オンラインでの開催でしたが、10月22日に3年ぶりに一般公開され、活気が戻りました。

10月21日、文化祭前日。本番を前に最終調整に追われる生徒たち。こちらのクラス展示は企業と協力して制作したクレーンゲームです。高専ならではの知識や技術が生かされています。

去年はモーターでアームを動かしていましたが、今年は…

矢花大季さん:
「エアーになると少し単純になるので、あとパワーも強くなって」

壊れやすかったことから、モーターから空気圧にバージョンアップしました。

こちらの5年生のクラスは、パソコンのゲームコーナーにしました。ゲームは授業の課題などで生徒たちがつくったオリジナルです。

5年生は最後の文化祭。久しぶりの一般公開とあって力が入っていました。

嶋田晴也さん(5年生):
「ゲームとかを授業の延長線上でつくることで、高専でもこういったことが勉強できるんだと、高専に興味を持ってもらえるような内容に。最後なので精いっぱい楽しめたらなと」

準備は万全かと思いきや…問題発生!?

嶋田晴也さん(5年生):
「エラー起きちゃって、修正しなきゃなと。きょうの夜、調べてという感じ」

本番に向けて修正を急ぐ―

迎えた22日初日。事前予約制で午前・午後500人ずつに限定されましたが、久しぶりの一般公開です。

等々力慎弥 実行委員長(5年生):
「自分たちの代で元の形に戻せたというのは、本当にうれしく思う。クラスの企画の方も力が入っていると思う」

委員長の言葉通り、クラス展示は力作ぞろい。

クレーンゲームは…

矢花大季くん:
「いろんな年代の方に楽しんでもらえてうれしい」

保護者にとって、文化祭は学びの場を知る貴重な機会です。こちらは阿南町から来た村山さん一家。久しぶりに会った1年生の息子と文化祭を楽しみました。

村山さんの母親:
「雰囲気がイメージと違って、みんなすごいなと。なかなか会えないので、会えてうれしくてしょうがない」

村山さん(1年生):
「会えてうれしいです」

さて、前日まで調整に追われていた5年生のゲームコーナーは…

体験した中学生:
「すごいし、こんなのつくれるんだと、とても驚きました」

調整はうまくいき、ゲームの出来栄えに子どもたちは感心していました。

嶋田晴也さん(5年生):
「リアクションを取ってもらえてうれしです。もう少し人が少ないかなとも思っていたが、結構遊んでくれている人もいて、すごく良い思い出になったなと」

3年ぶりに戻った活気。にぎやかな文化祭は生徒たちを成長させ、忘れられない思い出にもなったようです。
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