“おしゃれなテリーヌ”　信州の伝統野菜がスーパーで総菜に！　生産者も期待「後継者問題の解決に」

伝統野菜をPRです。長野県と綿半が協力して、ぼたんこしょうや松代一本ねぎなどの伝統野菜を使った総菜を考案。今後、店舗で販売を始めます。

北信濃の伝統野菜「ぼたんこしょう」が…トマトソースで煮込んだ肉詰めに。（ぼたんこしょうのファルシトマトソース煮込み）　

「松代一本ねぎ」がおしゃれなテリーヌに…。（松代一本ネギのテリーヌ）

上田市で開かれた信州の伝統野菜を活用した総菜の試食会です。県と「綿半」が協力し、伝統野菜を多くの人に知ってもらおうと企画されました。

綿半パートナーズ・横田祥平さん：
「伝統野菜自体が味の特徴や、見た目の特徴があるというところに面白みを感じた」

綿半は店舗に常駐するシェフが、その場で調理をする「グローサラント」に力を入れています。今回の総菜メニューはそのシェフが考案しました。

21日使用したのは、中野市産のぼたんこしょう、松代産の松代一本ネギ、飯山市産の常盤牛蒡（ときわごぼう）。

それぞれ特徴を生かした総菜を作りました。

ぼたんこしょう料理を試食―

（記者リポート）
「ぼたんこしょうのピリッとした辛さと、洋風な味付けがとっても合っています」

生産者もこうした取り組みに期待しています。

斑尾ぼたんこしょう保存会・松野冨子さん：
「（今の問題は）後継者ですね。こういった感じで『ぼたんこしょうとはなんぞや』と興味を持ってもらうと、少しは（後継者問題解決に）つながっていくかなと思います」

総菜は今後、長野県内の綿半で販売します。