
特集は長野県信濃町の夫婦が営む人気ジェラート店です。本業は建設業ですが、夫婦で異業種に挑戦。地域を元気にしたいと地元の野菜を使った珍しいジェラートを作っています。
夏の日差しに映える白い建物。中はリゾート地のような雰囲気。そこで販売されているのは、色鮮やかなジェラートです。
信濃町仁之倉の通称「もろこし街道」沿いに先月オープンしたジェラート店「centotto gelato」。店を営むのは外谷豊さん(40)と由比さん(40)の夫婦です。
外谷豊さん:
「もっと仁之倉の良さを知ってもらいたくて、地元野菜を届けられるような施設をつくりたいと」
妻・由比さん:
「珍しいものがあれば、いろんな方に興味持っていただけるんじゃないかなと思って」
ジェラートは、地元産のブルーベリーや「黒姫高原牧場」の牛乳を使った「王道」の味からトウモロコシ、トマト、ナツハゼなど地元の野菜を使った珍しい味まで、10種類以上。
スタッフ:
「いらっしゃいませ」
客:
「何がおすすめなの?」…
この日は平日でしたが、開店直後から客が入っていました。
東京から:
「(何味?)ナツハゼ、おいしいですよ」
新潟から:
「あんまりないよね、こういう地元の(野菜を使って)って」
「甘みもすごくちょうど良くておいしいです。ここまで来たかいがありました」
オープンしてまだ1カ月ほどですが…
妻・由比さん:
「想像以上に、お客さんに来ていただいていて、お盆中は県外ナンバーの方がいっぱい来た」
当初、用意していた1万個の容器はお盆過ぎになくなる盛況ぶり。急きょ、無地のカップに店のロゴを押して使っています。
仕込みなどを終えると、豊さんは車で移動。向かったのは…
夫・豊さん:
「(ここは?)これは私の会社『外谷建設』です」
豊さん、実は建設会社の代表です。
夫・豊さん:
「父親が始めて、自分が2代目になっています。うちは90%くらいが公共工事なんですけど、道路を新しくつくったり、治山とか砂防のダムをつくったりという仕事が多いです」
結婚を機に由比さんも会社に入ってサポートしてきました。
妻・由比さん:
「日頃は労務関係のこととか、経理、会計の入力とかをパソコンで入力しています。一日中一緒にいるから、いろんな人から大変だねとか言われるんですけど、使っていただけるなら頑張ってやろうかなと思っています」
建設業を営む傍ら、なぜジェラート店を?
そこには、地域の公共工事を請け負ってきた建設会社らしい発想がありました。
夫・豊さん:
「私はここの仁之倉という地区に昔から住んでいるんですけど、夏場『もろこし街道』といわれてまして、すごく渋滞が発生している」
夏でも朝晩涼しい信濃町は、おいしいトウモロコシの産地として知られています。
シーズン中、店が並ぶ通称「もろこし街道」は渋滞が発生するほどのにぎわいです。
夫・豊さん:
「建設会社として見ていて、駐車場と公衆トイレが足りないんじゃないかと思っていて、駐車場と公衆トイレを用意すれば観光客が立ち寄ってくれる場所ができると思い」
冬、雪捨て場となっていた空き地を買い取り駐車場と公衆トイレを設置。ついでに地元食材の魅力を知ってもらおうと、今年7月に農産物直売所「にのくらマルシェ」を、そして先月、ジェラート店をオープンさせたのです。
夫・豊さん:
「直売所を設置することで地元野菜を販売できて、かつ、そこで売れ残ったり、はねだしで出てくる野菜をジェラートなら一年中提供できると考えて、これならと思って始めることにしました」
夫・豊さん:
「主に、はねだされてきた粒がそろってないような。割れちゃったりした…(味は?)味は全然変わらないです」
規格外や傷がある野菜をジェラートに。フードロスを減らす取り組みにもなっています。
妻・由比さん:
「『もったいない』をなくしたくて、何か料理にならないかなって思って、(傷があっても)トマトとかトウモロコシは本当においしくできているので、皆さんに食べてもらえたらと思います」
一番人気!トウモロコシのジェラートをいただきました。
(記者リポート)
「トウモロコシの甘みと香りがギュッと凝縮されていて、とてもおいしいです」
建設業の傍ら独学でジェラート作りを身に付け、忙しい毎日を送る二人。その分、会話は以前より増えたと言います。
夫・豊さん:
「(夫婦の会話は増えた?)それは増えてますね、衝突も増えましたけど(笑)
妻・由比さん:
「衝突の方が増えてる気がします」
地域食材の魅力を広める直売所とジェラート店。地域活性化の拠点になればと二人は話します。
妻・由比さん:
「地域の皆さんや近くの町外の方とか、皆さんが気軽に来られるような場所になれたら」
夫・豊さん:
「今後は信濃町に住む方や信濃町の農家さんがマルシェで野菜を売ったり、このジェラートのカップアイスとか始めたり、信濃町の人の働き先として雇用を生んで仕事をつくれればと思います」
夏の日差しに映える白い建物。中はリゾート地のような雰囲気。そこで販売されているのは、色鮮やかなジェラートです。
信濃町仁之倉の通称「もろこし街道」沿いに先月オープンしたジェラート店「centotto gelato」。店を営むのは外谷豊さん(40)と由比さん(40)の夫婦です。
外谷豊さん:
「もっと仁之倉の良さを知ってもらいたくて、地元野菜を届けられるような施設をつくりたいと」
妻・由比さん:
「珍しいものがあれば、いろんな方に興味持っていただけるんじゃないかなと思って」
ジェラートは、地元産のブルーベリーや「黒姫高原牧場」の牛乳を使った「王道」の味からトウモロコシ、トマト、ナツハゼなど地元の野菜を使った珍しい味まで、10種類以上。
スタッフ:
「いらっしゃいませ」
客:
「何がおすすめなの?」…
この日は平日でしたが、開店直後から客が入っていました。
東京から:
「(何味?)ナツハゼ、おいしいですよ」
新潟から:
「あんまりないよね、こういう地元の(野菜を使って)って」
「甘みもすごくちょうど良くておいしいです。ここまで来たかいがありました」
オープンしてまだ1カ月ほどですが…
妻・由比さん:
「想像以上に、お客さんに来ていただいていて、お盆中は県外ナンバーの方がいっぱい来た」
当初、用意していた1万個の容器はお盆過ぎになくなる盛況ぶり。急きょ、無地のカップに店のロゴを押して使っています。
仕込みなどを終えると、豊さんは車で移動。向かったのは…
夫・豊さん:
「(ここは?)これは私の会社『外谷建設』です」
豊さん、実は建設会社の代表です。
夫・豊さん:
「父親が始めて、自分が2代目になっています。うちは90%くらいが公共工事なんですけど、道路を新しくつくったり、治山とか砂防のダムをつくったりという仕事が多いです」
結婚を機に由比さんも会社に入ってサポートしてきました。
妻・由比さん:
「日頃は労務関係のこととか、経理、会計の入力とかをパソコンで入力しています。一日中一緒にいるから、いろんな人から大変だねとか言われるんですけど、使っていただけるなら頑張ってやろうかなと思っています」
建設業を営む傍ら、なぜジェラート店を?
そこには、地域の公共工事を請け負ってきた建設会社らしい発想がありました。
夫・豊さん:
「私はここの仁之倉という地区に昔から住んでいるんですけど、夏場『もろこし街道』といわれてまして、すごく渋滞が発生している」
夏でも朝晩涼しい信濃町は、おいしいトウモロコシの産地として知られています。
シーズン中、店が並ぶ通称「もろこし街道」は渋滞が発生するほどのにぎわいです。
夫・豊さん:
「建設会社として見ていて、駐車場と公衆トイレが足りないんじゃないかと思っていて、駐車場と公衆トイレを用意すれば観光客が立ち寄ってくれる場所ができると思い」
冬、雪捨て場となっていた空き地を買い取り駐車場と公衆トイレを設置。ついでに地元食材の魅力を知ってもらおうと、今年7月に農産物直売所「にのくらマルシェ」を、そして先月、ジェラート店をオープンさせたのです。
夫・豊さん:
「直売所を設置することで地元野菜を販売できて、かつ、そこで売れ残ったり、はねだしで出てくる野菜をジェラートなら一年中提供できると考えて、これならと思って始めることにしました」
夫・豊さん:
「主に、はねだされてきた粒がそろってないような。割れちゃったりした…(味は?)味は全然変わらないです」
規格外や傷がある野菜をジェラートに。フードロスを減らす取り組みにもなっています。
妻・由比さん:
「『もったいない』をなくしたくて、何か料理にならないかなって思って、(傷があっても)トマトとかトウモロコシは本当においしくできているので、皆さんに食べてもらえたらと思います」
一番人気!トウモロコシのジェラートをいただきました。
(記者リポート)
「トウモロコシの甘みと香りがギュッと凝縮されていて、とてもおいしいです」
建設業の傍ら独学でジェラート作りを身に付け、忙しい毎日を送る二人。その分、会話は以前より増えたと言います。
夫・豊さん:
「(夫婦の会話は増えた?)それは増えてますね、衝突も増えましたけど(笑)
妻・由比さん:
「衝突の方が増えてる気がします」
地域食材の魅力を広める直売所とジェラート店。地域活性化の拠点になればと二人は話します。
妻・由比さん:
「地域の皆さんや近くの町外の方とか、皆さんが気軽に来られるような場所になれたら」
夫・豊さん:
「今後は信濃町に住む方や信濃町の農家さんがマルシェで野菜を売ったり、このジェラートのカップアイスとか始めたり、信濃町の人の働き先として雇用を生んで仕事をつくれればと思います」