
バドミントンの全国大会へ臨む長野県小諸市の小学生姉妹です。性格もプレースタイルも正反対ですが、目標は同じ。2人が目指すは憧れの「日本代表」です。
自宅でテレビゲームを楽しむ姉妹。長野県小諸市の篠原美結さん(11)と妹の歩果さん(9)です。一見、普通の小学生ですが、8月のバドミントン全国小学生大会にシングルスで出場する期待の姉妹です。
妹の歩果さんは2022年5月の県予選会で小学3・4年生の部優勝。初の全国大会です。
妹・歩果さん:
「(全国大会が決まって)うれしいです。緊張します」
姉の美結さんは2021年12月の全国大会で5位。今回は「連盟」の推薦枠での出場です。
姉・美結さん:
「去年の冬の5位入賞よりいい結果をとって、応援している人たちの期待に応えたい」
2人がバドミントンを始めたのは、国体の出場経験もある父・研司さん(45)の影響。研司さんは2人が所属するクラブの監督でもあります。美結さんは6歳、歩果さんは5歳で初めてラケットを握りました。
父・研司さん:
「自分がやってきた楽しいバドミントンを子どもたちにもやってほしいと、軽い気持ちで始めた」
バドミントンを始めた当初は…
姉・美結さん:
「最初は自分が空振っちゃって続かなかったので、楽しくないなと思っていました」
妹・歩果さん:
「楽しい時もあるけど、結構きつい練習もいっぱいあります」
2人は徐々に競技を楽しむようになり、上達していきました。
父・研司さん:
「最初は私の趣味に付き合わせてやらせていた気もしたんですけど、最近は自分たちが積極的に楽しくやってくれて、結果も出て、まさか全国大会に行けるなんて思っていなかったのでびっくりしている」
そんな2人も家では普通の小学生。弟の一翔くん(4)と仲良く遊んでいて、時にはけんかもします。
姉・美結さん:
「口でなんか言われたりパンチとかされて、それで泣いたりする」
記者:
「どっちが泣くの?」
姉妹・2人そろって:
「はい」
姉・美結:
「(歩果さんは)泣かないじゃん!」
弟・一翔くん:
「(どんなお姉ちゃん?)…やさしくない…うそでーす(笑)」
夏休みに入り、妹・歩果さんは自由研究に取り掛かっていました。
妹・歩果さん:
「歴史上の人物と都道府県の勉強をしています」
一段落すると漫画タイム。
妹・歩果さん:
「(家で何するのが楽しい?)漫画を読むこと」
マイペースで自由奔放な歩果さんです。
一方、姉の美結さんの部屋をのぞかせてもらうと、2年生の時に出場した全国大会の「振り返り」をまとめた紙や日本代表のポスターが張ってありました。
姉・美結さん:
「対戦した結果とか、みんなが知らない私のこととか(が書いてある)。(どの選手が一番好き?)奥原希望選手が好きです」
真面目な美結さんです。
母・秀美さん:
「2人とも性格が真逆で、歩果の方が人見知りで割とおとなしくて、美結はしっかり者で」
実はプレースタイルも正反対です。全国大会の前哨戦として先日、出場した大会。姉の美結さんは攻撃的です。
一方、歩果さんは、根気よラリーを続け、自分のペースに持ち込みます。
父・研司さん:
「上の子(美結さん)は、早く打ってラリーを切って決めたいってシングルスをやっているけど、下の子(歩果さん)は泥臭くやるっていうのがプレースタイルだと思います」
この大会、美結さんは3位、歩果さんはベスト8、まずまずの成績でした。もうすぐ全国大会。練習は仕上げの段階に入っています。
姉・美結さん:
「(課題は?)実力はもうあまり伸ばしたりできないから、細かいこと、すぐできることを1個ずつやっていく」
妹・歩果さん:
「(練習行くときは何を考える?)お姉ちゃんに10点取りたいとか」
練習が始まると2人の表情は一変。「アスリート」の顔です。監督の父・研司さんが仕事を終え、合流しました。
父・研司さん:
「アウトに出たけど、そのくらい低い球で積極的に打っていきな」
最後の練習メニューは1ゲームマッチ。姉妹対決です。
美結さんの鋭いスマッシュ。歩果さんも粘りをみせます。
結果は21-11で美結さんの勝利。でも、歩果さんは練習前、話していた目標の10点を上回りました。
妹・歩果さん:
「11点取れてうれしかった。(でも)悔しかったが一番大きい」
姉・美結さん:
「妹と試合することが多くなって、日に日に強くなってるなって感じます。疲れててもまだ妹には全然、負けないので(笑)」
バドミントンを通して切磋琢磨する姉妹。性格もプレースタイルも異なる2人ですが、将来の夢は一緒です。
姉・美結さん:
「全国大会でいい結果を残して、日本代表になりたいです。世界の人たちと戦いたい」
妹・歩果さん:
「日本代表になってオリンピックに出たい」
夢に近づく一歩へ。全国大会は8月12日、熊本県で開かれます。
自宅でテレビゲームを楽しむ姉妹。長野県小諸市の篠原美結さん(11)と妹の歩果さん(9)です。一見、普通の小学生ですが、8月のバドミントン全国小学生大会にシングルスで出場する期待の姉妹です。
妹の歩果さんは2022年5月の県予選会で小学3・4年生の部優勝。初の全国大会です。
妹・歩果さん:
「(全国大会が決まって)うれしいです。緊張します」
姉の美結さんは2021年12月の全国大会で5位。今回は「連盟」の推薦枠での出場です。
姉・美結さん:
「去年の冬の5位入賞よりいい結果をとって、応援している人たちの期待に応えたい」
2人がバドミントンを始めたのは、国体の出場経験もある父・研司さん(45)の影響。研司さんは2人が所属するクラブの監督でもあります。美結さんは6歳、歩果さんは5歳で初めてラケットを握りました。
父・研司さん:
「自分がやってきた楽しいバドミントンを子どもたちにもやってほしいと、軽い気持ちで始めた」
バドミントンを始めた当初は…
姉・美結さん:
「最初は自分が空振っちゃって続かなかったので、楽しくないなと思っていました」
妹・歩果さん:
「楽しい時もあるけど、結構きつい練習もいっぱいあります」
2人は徐々に競技を楽しむようになり、上達していきました。
父・研司さん:
「最初は私の趣味に付き合わせてやらせていた気もしたんですけど、最近は自分たちが積極的に楽しくやってくれて、結果も出て、まさか全国大会に行けるなんて思っていなかったのでびっくりしている」
そんな2人も家では普通の小学生。弟の一翔くん(4)と仲良く遊んでいて、時にはけんかもします。
姉・美結さん:
「口でなんか言われたりパンチとかされて、それで泣いたりする」
記者:
「どっちが泣くの?」
姉妹・2人そろって:
「はい」
姉・美結:
「(歩果さんは)泣かないじゃん!」
弟・一翔くん:
「(どんなお姉ちゃん?)…やさしくない…うそでーす(笑)」
夏休みに入り、妹・歩果さんは自由研究に取り掛かっていました。
妹・歩果さん:
「歴史上の人物と都道府県の勉強をしています」
一段落すると漫画タイム。
妹・歩果さん:
「(家で何するのが楽しい?)漫画を読むこと」
マイペースで自由奔放な歩果さんです。
一方、姉の美結さんの部屋をのぞかせてもらうと、2年生の時に出場した全国大会の「振り返り」をまとめた紙や日本代表のポスターが張ってありました。
姉・美結さん:
「対戦した結果とか、みんなが知らない私のこととか(が書いてある)。(どの選手が一番好き?)奥原希望選手が好きです」
真面目な美結さんです。
母・秀美さん:
「2人とも性格が真逆で、歩果の方が人見知りで割とおとなしくて、美結はしっかり者で」
実はプレースタイルも正反対です。全国大会の前哨戦として先日、出場した大会。姉の美結さんは攻撃的です。
一方、歩果さんは、根気よラリーを続け、自分のペースに持ち込みます。
父・研司さん:
「上の子(美結さん)は、早く打ってラリーを切って決めたいってシングルスをやっているけど、下の子(歩果さん)は泥臭くやるっていうのがプレースタイルだと思います」
この大会、美結さんは3位、歩果さんはベスト8、まずまずの成績でした。もうすぐ全国大会。練習は仕上げの段階に入っています。
姉・美結さん:
「(課題は?)実力はもうあまり伸ばしたりできないから、細かいこと、すぐできることを1個ずつやっていく」
妹・歩果さん:
「(練習行くときは何を考える?)お姉ちゃんに10点取りたいとか」
練習が始まると2人の表情は一変。「アスリート」の顔です。監督の父・研司さんが仕事を終え、合流しました。
父・研司さん:
「アウトに出たけど、そのくらい低い球で積極的に打っていきな」
最後の練習メニューは1ゲームマッチ。姉妹対決です。
美結さんの鋭いスマッシュ。歩果さんも粘りをみせます。
結果は21-11で美結さんの勝利。でも、歩果さんは練習前、話していた目標の10点を上回りました。
妹・歩果さん:
「11点取れてうれしかった。(でも)悔しかったが一番大きい」
姉・美結さん:
「妹と試合することが多くなって、日に日に強くなってるなって感じます。疲れててもまだ妹には全然、負けないので(笑)」
バドミントンを通して切磋琢磨する姉妹。性格もプレースタイルも異なる2人ですが、将来の夢は一緒です。
姉・美結さん:
「全国大会でいい結果を残して、日本代表になりたいです。世界の人たちと戦いたい」
妹・歩果さん:
「日本代表になってオリンピックに出たい」
夢に近づく一歩へ。全国大会は8月12日、熊本県で開かれます。