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「生産できるかギリギリ」米余りで“概算金”4割減 長野県で過去最大の引き下げ額 「コシヒカリ」60キロあたり1万6730円 上がる生産コスト…農家「国は安心して米作りに専念できる環境づくりを」

 

2026年の新米の価格はどうなるでしょうか?JAが、指標となる新米の「概算金」を公表しました。長野県では、主力の「コシヒカリ」などで2025年より4割減り、2024年に近い水準まで下がりました。生産者はどう受け止めているのでしょうか。

長野県内でも新米の収穫が盛んに行われています。

生活にも直結する“コメの価格”。2026年の新米の価格はどうなるのでしょうか。

JA全農長野は9月25日会見を開き、2026年のコメの「概算金」を発表しました。

「概算金」はJAが農家に前払いするもので「新米の価格」の指標となります。

2025年はコメの品薄などを背景に2025年産米の概算金を前の年より1.7倍近く引き上げていました。

2026年は―。

主力の「コシヒカリ」は60キロあたり1万6730円で、2025年より1万1510円減額、約4割の大幅な値下がりとなりました。

また、県のブランド米「風さやか」は1万5830円で1万1870円の減額。

5銘柄すべてが2025年より4割減となり、2024年並みの水準に下がりました。

引き下げ額は、過去最大です。

背景にあるのは「コメ余り」で、2026年6月時点の民間在庫量は243万トンと、過去最高となっています。

JA全農長野 生産販売部・池田吉隆副部長:
「国が考えている適正在庫量は180〜200万トンといわれている。令和8年産米は、過去に例のない規模の持ち越し在庫が発生されることが懸念されている。厳しい販売環境の中で迎えることとなる」

JAは新米の販売促進などを通じ需要の拡大を目指すとしています。

2025年、4割減となった概算金にコメ農家は―。

斉藤農園・斎藤岳雄さん:
「予想よりだいぶ下がったなという感じはする。去年が異常だったとしても、それに比べればやはりけっこう下がったなと」

安曇野市で農業法人を営む斎藤岳雄さん。

57ヘクタールの水田でコシヒカリとミルキークイーンを育てていて、収穫したコメの8割をJAに卸しています。

年々、生産コストが上がり続けているだけに、1万6000円台はギリギリのラインだと話します。

斉藤農園・斎藤岳雄さん:
「今年入ってから、かなり灯油代とか肥料、農薬(の値段)上がってきていて、この1万6500円というのは、本当に生産できるかというとギリギリ。2万円から2万5000円だったらやっていけるのかな。来年度以降、この価格を見て、どう作付けしていくかというのが、一つ課題」

離農者の増加も懸念される中、斎藤さんは、農家が安心してコメ作りに専念できる環境づくりが大事だとしています。

斉藤農園・斎藤岳雄さん:
「農家が本当に生活できる、コメの生産を安心してできる価格になるように、消費者にとっても安いコメを提供できるように、国に一緒になって考えてもらいたいというのは、大きな気持ち」

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