
JR東海が示した駅舎デザイン A案
長野県飯田市で建設が進むリニア中央新幹線の長野県駅について、JR東海は9月8日、3つの駅舎デザイン案を示しました。伊那谷の自然を意識したということですが、街の人たちは、どう受け止めたのでしょうか?
飯田市で工事が進むリニア中央新幹線の長野県駅。
9月8日、JR東海が駅舎のデザイン案を示しました。
JR東海 中央新幹線推進本部・重田洋副本部長:
「信州・伊那谷の玄関口としてふさわしい駅舎を目指して検討を重ねてきた。地域の皆さんと緊密に連携をしながら駅舎デザインの検討を進めていきたい」
示されたデザイン案は3つ。
A案は、天竜川と中央アルプス、南アルプスなどの山並みが並走している伊那谷の風景をイメージ。中央に向かって山なりになるデザインは、山並みを表現しています。
B案は駅舎の中央部分に天竜川や伊那街道を。左右の壁面で、山並みをイメージし、伊那谷の谷地形を表現しています。
C案は、「景色の見え方」に着目。日の当たり方などで見え方が変化するよう三角形のパーツを角度を変えてつなぎ合わせたデザインで、天候や季節による景色の移ろいを表現します。

JR東海が示した駅舎デザイン B案
駅舎のデザインについては、2026年2月にJR東海が県と飯田市に対して、参考となるキーワードやモチーフの提出を依頼。
県と市は、5月下旬に「伊那谷の雄大な自然」「天竜川のきらめき」といったキーワードやモチーフなどを提出していました。
飯田市リニア推進部長・下平泰寛さん:
「伊那谷の特徴、地形を工夫して作成してもらえたと思う」
県 建設部リニア整備推進局長・平林高広さん:
「風景には3案ともなじんだデザインだと思う。これが完成するとさらに機運が盛り上がるのではないかと思うので期待していきたい」

JR東海が示した駅舎デザイン C案
飯田市の市民は、どう受け止めたのでしょうか?
80代(A案):
「A案がいい。伊那谷の天竜川と山の景色を表現していていい」
10代(C案):
「圧倒的にC案です。デザイン性のところで他の地域と差別化できそうで、すごくいいと思う」
10代(A案):
「地域を生かしつつ、ここでしかないものを見られる外観になったら」
30代(C案):
「飯田市は風景がきれいだから(駅と)なじんだらすてきだなと思う。(市の)外からも来てもらえるような駅になったら」
示された3つのデザイン案について、県と市は、10月から、飯田・下伊那地域の住民を対象としたアンケート調査などを行い、2027年3月末までに1つの案にしぼってJR東海に推薦する方針です。
JR東海 中央新幹線推進本部・北川尚 建設工事部長:
「伊那谷の風景となじむように、それを一番に考えている。訪れた人も、地元の人も皆さんがこの駅でいろいろな思いや楽しみを見つけられるようにしたい」

