
千曲川流域下水道事務所が制作したマンホール
長野市の下水処理場の微生物をモチーフにしたマンホールの「ふた」が全国の愛好家たちから表彰されました。7年前の台風災害を乗り越えて誕生した、かわいらしさが人気の理由です。
マンホールの「ふた」に描かれた、どこか「ゆるい」タッチのキャラクター。
千曲川流域下水道事務所の職員が下水処理場で水質の浄化を担う「微生物」をモチーフにデザインしました。
このほど、愛好家が優れたデザインの「ふた」を表彰する「日本マンホール蓋アワード」で企画賞に輝きました。
災害を乗り越えての受賞です。
デザインに携わった千曲川流域下水道事務所 元所長・渡辺剛史さん:
「本当にうれしい。われわれもうれしいが、それ以上に処理場に住む微生物たちも喜んでいると思う」
2019年10月の台風19号災害。
長野市赤沼地区では千曲川の堤防が決壊し下水処理施設の「クリーンピア千曲」は大部分が浸水しました。
一時、機能が停止しましたが微生物は奇跡的に生き抜き、被災から約2年半後、施設は全面復旧しました。
下水道事務所は微生物のたくましさを広く知ってもらおうと、オリジナルのキャラクターを制作。
2025年9月、マンホールの「ふた」を作って、クリーンピア千曲などに設置しました。
すると、そのかわいさが愛好家の中で評判に。
災害を乗り越えて誕生した経緯も評価され、今回、「企画賞」に選ばれました。
長野県北信地域振興局・小林令奈主任:
「下水処理場で微生物たちが働いているということは知らない方が多いと思う。『マンホールアワード受賞』やイベントを通じて、多くの方に知っていただければ」
なお、実際に見たい場合は施設に問い合わせてほしいということです。

