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「悪質卑劣な行為」元中学校教諭で74歳の学童クラブ男性指導員が16歳未満少女に不同意性交 被害者はクラブの元教え子 プレゼントあると自宅に連れ込む「抵抗しなかったので当然同意していると思った」

箕輪町教育委員会の会見

箕輪町教育委員会(長野県)は24日、元中学校教諭で学童クラブの男性指導員(74)が、16歳未満の少女に不同意性交を行ったことを明らかにし、会見を開き陳謝しました。

少女に対し不同意性交を行ったのは、74歳の元中学校の教諭で定年退職後、箕輪町の学童クラブで指導員として勤務していました。

町教委によりますと、被害にあったのは以前、学童クラブの教え子だった16歳未満の少女です。指導員は11月初め、他の教え子から少女の携帯番号を聞き出して連絡し、プレゼントするものがあると呼び出し車で自宅に連れて行きました。1時間ほど会話をした後、抱き寄せて体を触り裸にして性行為を行ったということです。

少女は家族に被害を打ち明けられず、11月27日、知り合いの教諭に相談し事実が発覚しました。

町教委は、指導員を直ちに自宅待機処分とし、12月22日に懲戒免職処分にしました。

町教委の聴き取りに対し、指導員は事実を認めましたが、「少女が嫌がらず抵抗もしなかったので当然、同意していると思った」と話したということです。その後も少女に連絡を続け、12月中旬には、この一件についてなかったことにしてほしいとメールを送っていました。

少女は、「声も立てられず怖かった。母にも言えないので学校に相談に来た」と話したということです。

小林久通教育長は、「弁明の言葉は全くありません。少女の心と体を傷つけたことについて、本当に本当に心の底から深く深くおわび申し上げるものであります」と謝罪声明文を出しました。

町教委は、長年に渡って教諭の立場にあった指導員が、少女に一生取り返しのつかない悪質卑劣な行為をしたことについて、強い憤りを覚えるとしています。

また、町の顧問弁護士は、刑法の規定では、16歳未満の者に対する性行為は、本人の同意があっても不同意性交罪が成立すると指摘しました。

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