
安曇野市内で会見する務台俊介氏
前市長の急死に伴い1月に行われる安曇野市(長野県)の市長選挙に立候補の意向を示していた元衆院議員の務台俊介氏(69)が20日会見し、「有権者に響くかもう少し見極める必要がある」として、態度の表明を保留しました。
安曇野市では太田寛前市長の死去に伴い、2026年1月11日告示、18日投開票の日程で市長選が予定されています。
務台氏は、12月16日の長野放送の取材に対し「太田さんが描いた安曇野の未来を私なりの方法で、これまで培った幅広いネットワークを駆使して実現したい」などと話し、立候補の意向を示していました。
しかし20日に開いた会見では、「太田さんが目指した姿をしっかり支えたいという気持ちがあるが、有権者に響くかもう少し見極める必要がある」などと述べ、態度の表明を保留しました。
選挙に向けた態勢について支援者などと相談する中で保留の決断に至ったということで、26日までには決めたいということです。
務台俊介さん:
「私が一番ベストな形で、自分が大好きな安曇野に貢献できる道をもう少し耳を澄ませていきたい」
「現職の副市長、実務上の継承者が正式に手をあげたことが大きい」
務台氏は2024年の衆院選で落選した後、次期衆院選への不出馬を表明していました。
同じく市長選への出馬を検討していた安曇野市副市長の中山栄樹氏は19日の市議会で立候補する考えを表明しています。
また、17日の立候補手続き説明会に出席した安曇野市区選出の県議・小林陽子氏の後援会の関係者は、20日の時点で「未定」としています。

