YouTube X Instagram

【台風情報】台風15号 今後の進路予想は 九州南部・北部、四国、東海では4日昼過ぎから5日昼過ぎにかけ「線状降水帯」発生の可能性 気象庁の発表(4日午前11時13分)

台風情報

気象庁によりますと、台風15号は、4日は九州にかなり接近し、その後、進路を東よりに変え、5日にかけて西日本から東日本の太平洋沿岸を東に進む見込みだということです。西日本から東日本では、5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。九州南部、九州北部地方、四国地方、東海地方では4日昼過ぎから5日昼過ぎにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。

■台風情報

台風15号は、4日午前10時には種子島の南約80キロにあって、1時間に約30キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。台風は、4日は日本の南を北上して九州にかなり接近し、5日にかけて進路を東よりに変え、西日本から東日本の太平洋沿岸を東に進む見込みだということです。台風の東側には暖かく湿った空気が広い範囲で流れ込んでおり、西日本から東日本の太平洋側を中心に所々で激しい雨や非常に激しい雨が降っています。

■雨の予想

西日本から東日本では5日にかけて、台風や太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。台風から離れた地域でも雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、5日には前線が北陸地方から東北地方南部にのびるため、北日本でも雨の強まるところがあるでしょう。

・4日正午から予想される24時間降水量(多い所で)
 東北地方   120ミリ
 関東甲信地方 150ミリ
 北陸地方   120ミリ
 東海地方   250ミリ
 近畿地方   250ミリ
 中国地方   120ミリ
 四国地方   300ミリ
 九州北部地方 200ミリ
 九州南部   180ミリ

・その後、5日正午から予想される24時間降水量(多い所で)
 関東甲信地方 150ミリ
 東海地方   100ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあるということです。

・線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間

東海地方
 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 4日夕方から5日昼過ぎにかけて

四国地方
 徳島県、愛媛県、高知県 4日夕方から5日朝にかけて

九州北部地方
 大分県 4日昼過ぎから4日夜遅くにかけて

九州南部
 宮崎県 4日昼過ぎから4日夜遅くにかけて

気象庁は九州南部、九州北部地方、四国地方、東海地方では5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、近畿地方、関東甲信地方では注意・警戒するよう呼びかけています。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ