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石破茂前総理「自衛隊は憲法に明記すべき、独立と平和のためにあると」 戦前の教訓を踏まえ文民統制の必要性も訴え「自衛隊を侵略の手段として絶対使ってはならない」

長野市で講演する石破前総理

石破茂前総理が5月4日、長野県内を訪れ講演しました。憲法の条文に自衛隊を明記するよう訴えるとともに、戦前、軍部の暴走を抑えられず国全体が戦争に突き進んだ教訓を踏まえ、文民統制の必要性を強調しました。

飯山市で開催中の「菜の花まつり」の会場に現れた石破茂前総理。超党派の国会議員などでつくる「菜の花議員連盟」の会長として、総会に合わせて県内を訪れたもので、千曲川を望む景勝地を散策しました。

石破前総理:
「菜の花を植えたきれいな景色で、植物油が取れてバイオディーゼルになってバスが走り、トラックが走り、飛行機が飛ぶ。ここ飯山から新しい日本ができると良いと思っています」

夕方からは長野市のホテルで「戦後80年に寄せて」をテーマに講演しました。まず強調したのは、先の大戦の教訓です。

石破前総理:
「日本はなぜ戦争に突っ込み、なぜやめられずに、なぜあんなに大勢の人が死んでいったのかということを検証しないと、もう一度同じことが起きるに違いない」

「戦争中は予算がほとんど審議されていない、メディアは目いっぱい戦争をあおった方が新聞の部数は伸びる、ラジオの聴取率は上がるということだった。みんな今さえ良ければいい、自分たちさえ良ければいいということでこの国の大勢の人が死んでいった。二度とそういうことをおこしてはいけない」

かつて防衛大臣も務めた石破氏。憲法について、現行の9条2項が「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」などと定めているのに対し、自衛隊の存在を明記すべきだと述べました。同時に強調したのが文民統制の大切さです。

石破前総理:
「日本国憲法に自衛隊の存在が書いていないのは、本当にいいのだろうかと思っています。国の独立と平和のために自衛隊はあるんだときちんと書いて、それをコントロールすために政治があり、議会があり、メディアがある。そういう風にあいまいではない国家を作っていく事の方が大事ではないのか」

「今が戦後最も厳しい安全保障環境にあるとすれば、どのようにして国民が、政治が、軍をコントロールするかをきちんと論じていかねばならない時だと思う」

「敗戦後80年、もう二度と戦争を起こしてはなりません。自衛隊を侵略の手段として絶対使ってはなりません」

石破氏はこのほか、日本維新の会参院幹事長の猪瀬直樹氏(長野市出身)とも対談し、会場では約600人が耳を傾けました。

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長野放送ニュース

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